本日の一品
5部屋分のスマートライトを1箇所で制御! Hueの「ダイアルスイッチ」
2022年12月28日 00:00
明るさや色合いを好きなように変えられるHueのスマート電球。スマートフォンの操作やスマートスピーカーの音声命令でコントロールできるのは便利なのだけれど、部屋の明かりのオンオフをいちいちアプリや音声で切り替えるのが面倒に感じることもある。なので、ディマースイッチのような専用物理ボタンをセットで使いたくなる、というのはよくあること。
ところが、そうすると少なくとも部屋ごとに物理ボタンを用意することになり、意外と壁のスペースを取るというやっかいな問題にぶち当たる。このままでは壁一面がHueのディマースイッチだらけになりかねない。……と思っていたら、ついに1つのボタンで複数の部屋のライトをコントロールできる「ダイアルスイッチ」が登場したので、ゲットした。
まるでケーキのように4分割されている「ダイアルスイッチ」は、4箇所それぞれがプッシュボタンになっていて、全体を回転させることも可能。たとえばプッシュすることでライトをオンにしたり、色合いを切り替えたりでき、長押しすればオフにできる。また、ダイヤル全体を回転させることでライトの明暗調整がスムーズに行なえる(いずれも別のアクションに設定することも可能)。
ちなみにメーカーWebサイトには「最大3つの部屋またはゾーンを個別にコントロール可能」と記載されているが、実際には4つのボタン個別に部屋またはゾーンを割り当てられるうえ、それとは別にダイヤルの回転操作に対しても割り当てられるので、最大で5箇所のライトを制御可能、ということになる。
割り当て設定はHueアプリ上で行ない、たとえば「・」ボタンにリビングのHue、「・・」ボタンにダイニングのHue、「∴」ボタンにキッチンのHue、4点ボタンに別の部屋のHue、というように操作対象を指定する。「ダイアルスイッチ」たった1つで、その場から動くことなく、複数の部屋のHueを集中制御できるようになるわけ。これでもう、壁がボタンだらけにならないぞ!
と思ったのだが、1つだけ惜しいところがある。それは、ダイヤルの回転操作の対象は1パターンのみになること。先ほどのように4つのボタンそれぞれに別の部屋を割り当てたとしても、回転操作の割り当ても同じように1パターンの部屋・ゾーンのみとなるので、各部屋個別に自在に明暗調整したいと思ったら、やっぱり物理ボタンは部屋の数だけ必要になる(複数の部屋・ゾーンをまとめて指定して、それら全体を同時に明暗調整するような設定はできる)。詰めが甘いというか、もったいないというか、すごく残念……。
とりあえず、4つのプッシュするボタンで段階的に明るさや色温度の変更はできるので、それを回転操作による明暗調整の代わりにする、という使い方はできなくもない。けれども、理想のスマートライト生活に、あと一歩、もうちょいで届かない感じ。なので、次の新しい物理スイッチも、期待してます!
製品名 | 発売元 | 販売価格 |
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ダイアルスイッチ | Philips Hue | 6221円 |