本日の一品

USB Type-CとType-Aの両対応、壁面コンセントから脱落しにくいコンパクトな充電器

 外出時に持ち歩くUSB充電器は、こまめに新しい製品に買い替えるというのが近年の筆者のポリシーだ。最近のUSB充電器は、最大出力が大きくなる一方、GaNの採用によるボディの小型化も著しく、新しい製品に早く買い替えれば、そのぶんだけ恩恵を被ることができるからだ。

USB Type-CとUSB A、各1ポートを搭載する

 そんな筆者が今夏、新たに使い始めたUSB充電器が、今回紹介するBaseusの「CCCJG30CS」だ。最大30WのUSB PD出力に対応したUSB Type-Cポートに加え、USB Aポートも搭載し、2台同時の充電も可能な製品だ。

プラグは折りたためるのでバッグに入れての持ち歩きにも適する
2ポート搭載の製品としては全長はかなり短め(実測48mm)

 本製品の最大の特徴は、2ポート搭載でありながら、全長が短いことだ。最近のUSB PD充電器はボディが細長い製品が多く、壁面のコンセントに差し込むと自重で抜けてしまいがちだ。断面積が小さいぶん隣のコンセント口との干渉を防げるとはいえ、軽く引っ張っただけで脱落するようでは、使いづらいことこの上ない。

iPad付属の20W USB-Cアダプターとの比較。断面は本製品のほうが正方形に近い
全長はわずかに長いが、本製品はプラグも折りたためるぶん持ち歩きには有利だ
USB PD 3.0に対応。PPSにも対応する。ここに記載はないがQC 3.0にも対応するようだ

 本製品は断面が小さいことに加え、ボディの全長も他社同等製品に比べて短いため、自重で抜け落ちるトラブルも起こりにくい。ホテルのベッドサイドにあるコンセントはひんぱんに抜き差しされるためか口が緩く、こうしたトラブルが起こりがちだが、本製品はケーブルを引っ張っただけで充電器ごと抜け落ちてしまうこともまずない。

コンセントに差し込んだ状態では右上にある青白いLEDが点灯する
壁面コンセントに差し込んだ状態でも安定しており脱落しにくい

 またUSB Aポートとの同時使用時もUSB Type-Cは18W、USB Aは12Wの同時供給が可能なので、スマホ2台持ちのユーザにも適するほか、USB Type-Cポート単体では最大30Wまで対応するので、タブレットの充電はもちろんのこと、USB PD対応のノートパソコンでバッテリー駆動時間を伸ばす補助としても使える。

パッケージ。海外では知名度も高いメーカーでラインナップは幅広い

 試した限り、バッテリー残量がほぼゼロのデバイスとUSB Type-Cのチェッカーを挟んで接続すると給電が行われない場合がある(残量数%以上だと問題なく給電される)など、つなぎ方によって多少クセのある挙動はあるが、一般的な使い方であれば何ら問題ない。性能と使い勝手、さらにコンパクトさも求める欲張りなユーザにおすすめの一品だ。

製品名発売元実売価格
CCCJG30CSBaseus2799円
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