本日の一品

英SUCK UKの「ロックスタールーラー」で即席なんちゃってクリエイティブ

見慣れた幾つかの定規がインテグレートされたようなロックスタールーラー

 SUCK UKはステーショナリーからインテリア小物、プレゼント用品までチョット洒落ていて面白いアイテムなら何でも揃っている英国ロンドン発のガジェットブランドだ。もちろん海外にも送ってくれる。

 筆者はまだまだ日本国内ではSUCK UKの商品が買えなかった頃からネットでいろいろなモノを衝動買いしていた。そして直ぐに欲しい欲しい病で毎回おバカなアイテムを国際宅急便の高い送料を支払って個人輸入していた。

 幸いなことに日本でも売れそうだと判断した偉い人が登場し、近頃は、筆者の住む上野近辺の”ガラクタ貿易”などのショップでもSuck UKの商品が手に入るようになった。今では筆者の上野や秋葉原回遊ルートの最終寄り道コースに入っている。

 そんなある日、寄り道した店頭で久し振りにSuck UKブランドの怪しげなルーラー(定規)を見つけたので速攻で手に入れた。

 筆記具と同様、何個衝動買いしてもたいして収納場所を取らない定規は最近の筆者のコレクションアイテムの一つだ。サイズ的には1㎝の超短いモノから長くても一般的には50cmまで。一番需要の多くバリエーションの多いのもポケットに入る12cm~15cmクラスだ。

目盛を付けるだけでなんちゃって定規になるアイテムも多い

 定規かモノ差しか……は文具の世界ではよく話題に上るネタだが、今回、ご紹介する「ロックスタールーラー」は明らかに長さを正確に測る目的ではなく”思いのまま自由な線を引くことだけが”目的の商品なので”定規”だろう。

 ロックスタールーラーは国内でよく見かけるプラスティック定規より多少しなやかな感じの素材を使用している。外観はソリッド系のダブルカッタウェイスタイルのエレキギターを模したスタイルだ。

エレキギターはけっこう定規の定番フィギュアでもある

 今回のロックスタールーラーは筆者にとって木製ギター定規に続く2本目のギター型の定規となった。シンプルな木製ギター定規に比べてロックスタールーラーは見るからに何か主張のありそうな面構えだ。きっとただのギターとロックスターの差なのだろう。

かなり複雑な凝った形状にチャレンジしたロックスタールーラー

 よく見てみると木製ギター定規はネック部分にセンチメートルとインチの目盛が対向して刻まれたごく普通の定規だ。一方、ロックスタールーラーは何やら怪しいスタイルで幾つかの定規が気分でインテグレートされた自由度溢れるイメージの定規だ。

 ざっと見ただけでも、ロックスタールーラーはごく普通の直定規と分度器、三角定規、雲形定規、そしてそれ以外にはステンシルやコンパスの匂いもする感じだ。販売時にロックスタールーラーを取り付けてある厚紙の裏側に書かれた商品説明を見て納得した。

分度器+直定規+三角定規+雲形定規が基本構成の様だ
パッケージ裏面に簡単な取説らしきものが描かれてる

 フェンダーのギターのヘッド部分にオマージュした様な糸巻き部分にはサイズ違いの円が6個並ぶステンシル定規+雲形定規。ネック部分はセンチメートルとインチの表示が並ぶ15cm直定規。 定規の中央には2cm刻みで小穴があり2つの穴を利用して2本の筆記具等を使って円弧を描くことも簡単にできそうだ。

分度器+直定規+三角定規+雲形定規にステンシル機能、コンパス機能でロックスタールーラーは出来上がっている

 ダブルカッタウェイの上側の位置には9cmの目盛の付いたセットスクエア(三角定規)が突き刺さった様に埋め込まれている。ここでも9cmまでの長さや直角や60度角を測ったり描いたり出来そうだ。

 エンドピン側には角度を180度まで測定できる一般的な形状の分度器が合体されている。またダブルカッタウェイの下側は雲形定規とシンプルなステンシル定規のイメージだ。

 フリーハンドを一切使わずロックスタールーラーだけの機能を使って何かを描くというのはなかなか無理がありそうだが、あえて制限された条件の中で描いてみるのも面白いかもしれない。ステンシル定規や雲形定規は実践と慣れが大事な気がするのでこれからもロックスタールーラーの出番を増やして行きたい。

ロックスタールーラーだけで何かを描いてみるのも面白い
スティック消しゴムを軸にして鉛筆で円弧を描くのも簡単だ
黄金比デバイダーやいろいろな定規を使ってもっと面白いことが出来そうだ
製品名発売元価格
ロックスタールーラーSuck UK1080円