本日の一品

1台3役で便利な+StyleのLEDランタン

 すっかり冬物のコートの出番もなくなってきた今日この頃、筆者は自宅のベランダから目の前の桜並木を眺め過ごす時間が増えている。

 ベランダが暖かく、日が暮れてからも上着さえ羽織っていれば寒さを感じないため、ノートパソコンを膝上で広げて作業をしたり、何度も読んだ文庫本を1年ぶりに開いて読むような過ごし方をしている。

 そんなベランダでの過ごし方だが、一番の課題は照明だ。

 今まではずいぶん昔に購入した乾電池式のランタンを使っていたのだが、約半年ぶりに電源を入れたところ光らない。電池が切れたんだろうかと交換してもダメで、中の電球も交換できないため次の照明を用意する必要に駆られた。

 と、その困ってる状況で気になる製品が出てきた。+Styleの「LEDホームランタン(RGB調色)」だ。

 外観は想像通り、そのまんまのランタン型なのだが、そこはスマート家電を多数リリースしている+Styleらしく「LEDランタン」では終わらない工夫が設けられている。

 本製品の電源は乾電池ではなく充電式。一番明るい300lm時では約3.5時間、もっとも暗い3lmだと約10時間とかなり長時間点灯させることができる。

 充電方法は2通りあり、直接USBケーブルを差しこんでの充電だけでなく、同梱される充電ドックを利用しての充電も可能だ。

 充電ドックを利用すれば、使いたいときにハンドルを持って持ち上げればよく、充電もドックに乗せればいいのは充電の煩わしさをなくしてくれる魅力的な工夫といえる。

 そしてこのドックのおかげか、普段室内で利用する際にはベッドサイドランプのような使い方ができるのが本製品の工夫だ。

 もちろん+Styleの製品らしく、Wi-Fiに接続しアプリやスマートスピーカーから電源のオンオフや明るさの変更、色の変更なども行える。

 「ランタン」といえばアウトドア用品のイメージが強く、アウトドア趣味や筆者のようにベランダで使いたいといった目的がないと買わない製品だが、+Style LEDホームランタン(RGB調色)は日常的に利用できる照明として迎え入れてもいいだろう。

 また本製品はIPX4相当の防水性能も有している。

 そのため本体側面の充電端子と底面のドック端子部分にはカバーを取り付けられるようになっている。

 IPX4なので水浸しはダメだが屋外で利用している際に急に雨が降ってきた程度なら問題はないため、使用時にはしっかりと端子カバーが閉まっていることを確認してから利用するよう気をつけたい。

 最後にアウトドア用途でもベッドサイドランプでもなく、非常用の照明としても有用であることも+Style LEDホームランタン(RGB調色)をオススメしたい理由だ。

 先にも書いたように連続点灯時間は明るさにもよるが、最長で10時間と長いため、停電に遭った場合などにも一晩点灯し続けられるだけのスタミナがある。

 ハンドルもついているので持ち運びも容易なので、緊急時に持ち出す照明としても便利だ。

 LEDランタンは通販サイトやホームセンターで安価な製品も多く販売されている中、+Style LEDホームランタン(RGB調色)は約1万円と決して安くはない。

 しかし単なるランタンではなく、スマート家電として普段使いできる工夫も光る一品なので、これからアウトドア用や非常用にランタンを探している場合は、有力な候補として考えてみてはどうだろうか。

製品名発売元実売価格
LEDホームランタン(RGB調色)+Style1万2480円