本日の一品
チープだけど役立つスマホのコンパニオン「スマタテペン」
2021年8月30日 06:00
家族が合羽橋にお弁当箱を買いに行くというのでついて行って、そのお店のすぐ近所にあったシモジマ合羽橋店で「スマタテペン」という極めて関西風なネーミングのスマホのコンパニオンガジェットを買ってしまった。
買って帰ってすぐにSNSで自慢掲載してみたら、意外に周囲の人が知らないことが分かり、今回、本日の一品でご紹介することとなった。
筆者の勘が当たっているかどうか調べてみたくなってパッケージに記述のある“セキセイ株式会社”をググってみたら、なんと関西の私の生まれ故郷である大阪市阿倍野区の会社だと分かった。
さて今回のスマタテペン、機能は読んで字の如くの“スマほをタテるペン”だと想像したが、実際の機能は“スマホスタンド”+”タッチペン”+”ボールペン”の3つの機能をハイブリッドしたなかなかの実用ガジェットだった。“テ”がどこから来たのかよく分からないがそんなことは忘れてまず商品をご紹介しよう。
驚くことに、スマタテペンはなんと2021年度の“第30回 日本文具大賞”の最優秀賞を取得している商品だった。筆者の購入したのは軸部がシルバーとトップがグリーンのツートーンカラーだが、ほかにトップカラーがブルー、レッド、オレンジ等、全部で8種ほどあるようだ。
スマホスタンドは、湾曲した弾力ある部分にスマホのサイド部分を挟んで立てるだけの単純機能だが、Leitz Phone1にシリコンカバーをつけた分、厚めのスマホも問題なくクリップできた。画面角度の調整は不可能だが、一般的に言われているリモート電話会議や動画視聴に最適な仰角60度の決め打ち設定だ。
残念ながらスマホスタンドはたった1本のボールペン軸でスマホを支えるので、スマホをクリップするセンター位置を徹底的にチェックし、左右の重量配分に気を配っても、まず左右のどちらかにスマホは傾いてしまう。ただ、実際にはそれほど気にはならない。
タッチペンはよくあるソフトな黒いシリコンゴム製だ。実際にスマホの画面スクロールやソフトキーボード(QWERTY)を表示させて文字入力をしてみたが、取りこぼしや無反応タッチもなく快適に入力、スクロールできた。
最後に肝心のボールペン機能だが、1.0㎜軸以上の太字が好みの筆者には標準採用されている0.7㎜は少し細い。しかし細かな画数の多い漢字を書く日本人にはベストなチョイスだ。セキセイ株式会社では交換用のリフィルの販売提供も行っているが、今のところ0.7㎜のFINE(細字)の黒インキのみのようだった。
諦めの悪い筆者は内部を覗いて何とか別の太字のリフィルに入れ替えようと互換規格サイズを探しているがまだ見つかっていない。頻繁にあることではないが、リフィルの交換作業も簡単だ。
基本的にスマタテペンはマーケティングプロモーション用に企業が利用するノベルティ商品のようだ。その為、本体クリップ幅は11㎜と幅広で、企業のロゴマークや名称、バーコードなどの印刷も簡単にできるようになっている。便利な3機能搭載なので、見つけたらぜひ買ってみよう。
製品名 | 発売元 | 購入価格 |
---|---|---|
スマタテペン | セキセイ | 269円 |