本日の一品
テレワークにもエンタメにも使える「スマホ・ノートPC用ディスプレイホルダー」
2021年7月12日 06:00
当初はコロナ禍の一時のことだと思っていたテレワークやオンライン授業も、一部の企業や学校ではだんだん普通の日常の様に定着し始めてきた。これらの新しいコミュニケーションでより拡大したのは、さまざまなアプリや機器を上手く統合活用すれば、かなり無理のない遠隔コミュニケーションが実現できるという実感だろう。
全てがパソコンのデスクトップ環境で統合されている場合はその志向で全く問題ないだろうが、パソコンとは違ったルーツで成長を続けて来て、今やパソコンのライバルにも見えるスマートフォンとの関係はなかなか微妙だ。
しかし生まれた時からその両方が併存していた世代から見ると、両者にはそれぞれの持ち分があり、それら2つがハーモニーをとって最大の効果を生み出す仕組みや環境を自然と理解しているように思える。
そんなパソコンとスマホの物理的併設利用環境を実現してくれるツールが今回ご紹介する「スマートフォン用ノートパソコンディスプレイホルダー」(以降:スマホPCホルダー)だ。既に多くのビジネスピープルや学生はノートパソコンを使いながら脇に置いたスマホを並行して活用している。
スマホPCホルダーはそのスマホを視点の切り替えなしに常時見ることが出来るようにノートパソコンの液晶フレーム(額縁)の脇に一時的に固定するためのホルダーだ。
同梱物は取説と固定ネジ2本を含むスマホPCホルダーを構成するパーツが全部で6個。組み立ては超簡単だ。まずノートパソコンの液晶フレームを前後で挟んで固定するリアカバー部分を組み立てる。続いてスマホを左右から挟んで固定するパーツを加えれば9割は出来上がりだ。
では実際にノートパソコンの液晶フレームに9割出来がったスマホPCホルダーを後ろ側から取り付け、前面からフロントカバーを被せて背面から付属の固定ネジ2個でしっかりとノートパソコンの液晶フレームを挟む。あとはスマホを取り付ければ完成だ。
今回、まず筆者は、Samsung社やHuawei社のスマホとケーブル接続することでスマホをエンジンとして大型画面とキーボードを使えるように拡張して”なんちゃってパソコン化”する商品の液晶フレームに取り付けてみた。スマホを机の上に仰向けて置いておくより遥かに使い勝手は良くなった。
続いて筆者のメインノートパソコンであるThinkPad X1 nanoにも取り付けてみた。今のところスリムで軽量なノートパソコンでも完全なフレームレスはまず見かけないので、液晶へのダメージを考えて取り付けに神経を使うことはなさそうだ。
この状態で筆者はスマホ画面では常時、LINEやMessengerを動作させている。もちろんこれらのアプリはノートパソコンの画面上でも別Windowsで実行できるが、スマホを2ndディスプレイの様に利用することで、メインの仕事画面を圧迫、邪魔されない効果は大きい。スマホ画面でZOOM等を流しておくのも良いだろう。
時に筆者は、スマホのノートパソコンの位置関係をポートレイト(縦置き)からランドスケープ(横置き)に変更してYouTube等を見ていることも多い。前述したなんちゃっての様にケーブルが無い分レイアウト変更は極めて容易だ。
ご紹介したスマホPCホルダーはほとんどのノートパソコンの液晶フレームには問題なく取り付けられる。一方、スマホPCホルダーに固定できるスマホのサイズは幅63㎜~90㎜、厚さ11㎜以下なので興味のある方は事前チェックをした方が良いだろう。またスマホの重量、ノートパソコンフレームへの取り付け位置、ノートパソコン液晶の開閉角度によっては背面に転倒することもあるので注意だ。
スマホPCホルダーは、市場に溢れる独立したスマホスタンドをユーザが視点移動を極小化出来るようにノートパソコン液晶フレームに単にクリップするという筆者の大好きなチープアイデアだが、コロナ禍の今なら、楽しく有用なグッドアイデア商品だ。
商品名 | 購入先 | 価格 |
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スマートフォン用ノートパソコンディスプレイホルダー | SANWA DIRECT(サンワサプライ) | 2000円 |