本日の一品

コロナ禍の引き篭もりには“極楽肩湯システム”「かた~ゆ」でリフレッシュ

 コロナ禍の巣ごもり時期には、頻繁なジム通いや思うように外に出て運動も自由にできないことが多い。屋内でできる運動にも限りがあり、中には運動不足でストレスがたまり気分も落ち込む人もいる。

 そんな閉塞感のあるここ1年ほどだが、ゆっくりとお風呂に入ると落ち込んだ気分も回復しそうだ。本来ならどこかの温泉に出かけたいところだがそれもままならない。そんな気分を少しでもリリーフしてくれるのが本日ご紹介する“極楽肩湯システム”「かた~ゆ」だ。

リフォーム不要後付け。自宅お風呂を温泉肩湯システムに出来る「かた~ゆ」

 「かた~ゆ」はごく普通の自宅のお風呂に簡単に取り付けられる、温泉の肩湯を楽しめる“肩湯システム”だ。

 パッケージの中には、バスタブのお湯を吸い上げる電動ポンプユニットや吸い上げたお湯を薄い湯幕にして肩に放出する本体、ACアダプター、吸盤、交換用フィルター、取説などが入っている。

給湯工事を始めるみたいなパーツだが設置は後付けで極めて簡単

 肩湯本体ユニットは、エアコンの室内機のミニチュアのような形状をしている。前面中央を横切る薄いスリットから電動ポンプがバスタブから吸い上げたお湯を薄い膜状にして排出する仕組みだ。

「かた~ゆ」本体ユニットはミニチュアのエアコン室内機みたい
背面にはバスユニットに固定の為の吸盤とマグネット。ポンプからのお湯を取り込むホース接続口が配置されている

 かた~ゆ本体の背面には、電動ポンプからのお湯を受け入れる為のホースの取り付け口がある。また背面と底面にはバスタブやバスユニットの壁面に肩湯本体を取り付けるための吸盤やマグネットが用意されている。

 取り付け方法は極めて簡単だ。電動ポンプユニットのホースの端をかた~ゆ本体裏のホース取り付け口にしっかりと取り付け、電動ポンプユニットをお風呂のいつもの湯面より下に吸盤で固定する。最後に電動ポンプユニットから出ている電源ケーブルをコンセントに差し込めば完成だ。

やらないといけない作業はポンプからの給湯ホースを差し込むだけ
電動ポンプをお湯を張った時の水面より下に吸着設置する

 電源ケーブルの途中には、防水処理された電源オン・オフのスイッチがある。普段は入浴しながらこのシーソー型のスイッチをオン・オフして肩湯を楽しむことになる。連続駆動時間は人間の体にも電動ポンプユニットにも長くても30分くらいが適当だろう。

 時々はかた~ゆ本体を取り外して中に溜まった水を抜き取ることや、たまには電動ポンプユニットのフィルター掃除も必要なので、筆者宅では電源ケーブルをバスユニットの適当なところに一時的にひっかけて使っていたが、ものぐさな筆者宅では、使いだして2カ月ほど経過した今でもそのままの状態だ。

電源オン・オフスイッチはバスタブに入った状態で操作できる距離に置く
見栄えを気にせずひとまず全てのユニットを設置してみた

 ケーブル類をスッキリとしたレイアウトにしたいなら、背面に粘着テープの貼られた壁面ケーブル結束フックなどを入手して壁面に固定するのも良いだろう。できれば電源ケーブル類も本体同様ホワイトカラーで統一してほしかった。現在の黒いケーブルは一般的なバスユニットには余りにも違和感のある調和の取れないカラーリングだ。

 さて次に「かた~ゆ」の電源の確保だが、湿気が多い浴室内では、感電防止のためにコンセントのあるお風呂はまず見かけないだろう。我が家も例外ではなく、浴室内から見て一番近いコンセントは浴室を出たすぐの洗面所だ。

 なので、電動ポンプユニットから出た電源ケーブルの先っちょにある“電源プラグ”はお風呂のドアのゴムクッションの隙間から浴室外に引き出し、洗面所のコンセントに挿して使用している。必要なら浴室外で延長コードも使うことになるだろう。

お湯を張って電源を入れればこの通り立派な温泉肩湯システムの完成だ

 さていつものようにお湯を張ったバスタブに入って、手を伸ばし電源スイッチをオンしてみる。少し鈍い駆動音が聞こえた後、しばらくすると電動ポンプユニットが送り出したお湯がかた~ゆ本体の中にたまり、いっぱいになると薄い膜のようにお湯が飛び出してくる。

 注意点は、お湯をバスタブいっぱいに張ってしまうと、「かた~ゆ」から排出されるお湯が肩に届くとほぼ同時にバスタブのお湯の表面に落下することになるので、「かた~ゆ」から排出されるお湯が皮膚表面を流れる快感をあまり楽しめない。

 バスタブに入った状況で、湯面が脇の下辺りにくる程度の水量が最適な位置だろう。もちろん、湯面の高さや「かた~ゆ」の排出するお湯の肩までの落下距離なども、マグネットと吸盤でくっついただけのかた~ゆ本体の位置変更は超簡単なので、いろいろ試してみる楽しみもある。

 「かた~ゆ」があれば、引き篭もりの多い昨今でも一日の締めくくりのバスタイムは楽しく過ごせるだろう。

「かた~ゆ」感を満喫するにはバスタブのお湯の深さは脇の下辺りがベスト
製品名発売元価格
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