本日の一品

いつまでも無くならない複数ACアダプター結線の救世主!?

 家電や楽器、パソコン系からスマホ、玩具、自動車に至るまで世の中のほとんどのモノは駆動エネルギーのために電力を必要とする。

一般的なテーブルタップではなく、“ケーブルタップ”と呼べる商品を買った

 使い捨ての乾電池は別にして、エネルギー危機が叫ばれる昨今では充電して再利用する手段が最も多く、充電には不可欠なACアダプターの増加も著しい。

 そんなACアダプター氾濫の時代にテーブルタップと呼ばれるACコンセントの分電機器も市場には多く登場してきている。

 テーブルタップの中には個性あふれるACアダプターの多くに対応しようと努力している製品もあるが、いまだにそんなことは一切お構いなしの製品も多い。

お邪魔虫系のACアダプタやバッテリー充電器等に分け隔てなくサービスするのがテーブルタップの使命だ

 筆者が外観的に“面白い”というだけで、大昔に衝動買いした全木製のテーブルタップは側面4面に合計12個ものコンセントを提供してくれるが、さすがにACアダプター氾濫前の商品なので、ACアダプターは各面1個くらいしかささらない。

筆者お気に入りの非実力系キューブタップ(左)と100均のテーブルタップ
筆者お気に入りのレガシーキューブタップに接続してみたら悲惨な感じだった

 さっそく、今回手に入れた“ほかの差込口をふさがない”「TAP-EX4WN」の出番だ。実際につないでみると、確かにどんな格好をしているACアダプターでも充電器でも当然のようにつながってしまう。

 もちろんそれを可能にしているのは、コンセント位置が固定でまったく融通の利かないテーブルタップとは異なり、1個口のコンセントがフレキシブルなケーブルの先に取り付けられているからだ。言ってみれば電機のルールを守った典型的なたこ足配線だ

ケーブルタップ(ACアダプター4分配)の出番だ
自由度の高い長さの違うケーブルでACアダプター同士の相互干渉はゼロだ。しかし見た目はお世辞にも綺麗とは言えないありさまだ

 ケーブルの長さを短い(約15㎝)ケーブルと長い(約23㎝)ケーブルの各2本を用意することによってACアダプターの不要な位置的な重なりを防止している。

 そして4本のケーブルを束ねた格好のプレート部分には丸いフックがあり、ピンや釘、壁面フックを利用して壁面や床に固定したり、ぶら下げたりも可能だ。

 フレキシブルで融通性の高い「TAP-EX4WN」だが、4つのコンセントが全部ACアダプターで埋まった姿はお世辞にもビューティフルとは言えない変な格好になってしまう。

 インテリア性を考えれば、やはり目の届く範囲に置くには限度があるかもしれない。「TAP-EX4WN」は家具裏の目につかない場所で使用するのがベストなのかもしれない。会議室やイベントの現場で一時的に使用するのにはうってつけだろう。

 同居人に見つかって摘まんでまとめて捨てられたくなければ、今ならどこでも手に入る通称“ケーブルボックス”(テーブルタップボックス)の出番だ。

 小綺麗に収納して「TAP-EX4WN」とACアダプターが直接目につかないように上手く隠すのが同居人のひんしゅくを買わない最良の方法かもしれない。

 中に収納するモノが形状融通性の無いテーブルタップではなく、フレキシブルな「TAP-EX4WN」を使用することでかなりの自由度を確保できる。それならインテリア性と柔軟性の両方を満足できそうだ。

丸いフックで吊るしたり、移動しないように固定もできそうだが……

 自由度が高い分、ケーブルボックスの中では、ケーブルが大きくねじれて損傷しないように、小さすぎない余裕のあるケーブルボックスを選びたい。今の世の中なんでも密状態を避けるのが肝要だ。

 「TAP-EX4WN」は極めて面白くて便利な着想商品だが、既に存在する便利なほかのモノを組み合わせて使用することでより便利に美しく使用できるだろう。

発想は素晴らしいが佇まいは全く美的ではないので、少し大きめで余裕のあるテーブルタップボックス(ケーブルボックス)に収めるのが家庭内円満のコツだ
製品名発売元購入価格
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