本日の一品

ストラップ不要、AirTagを平面に貼り付けるためのシリコンスリーブ

 アップルの落し物防止タグ「AirTag」は、それ自体にストラップホールなどの機構は持たないため、持ち物に取り付けるためにはホルダーを必要とする。もっともこれだと、ストラップやベルトを通せないせいで、取り付けられない持ち物がどうしても出てきてしまう。

製品本体。筆者の購入時は1個入だったが、現在は3個入のみラインナップされているようだ
AirTagとのサイズ比較。フックやベルトのない、カバーだけの形状
素材はシリコン。AirTagは側面の切れ込みから挿入する

 今回紹介するのは、AirTagを平たい面に貼り付けるためのシリコンスリーブだ。裏面の粘着テープを剥がして平面に貼り付け、横からAirTagを挿入すれば、ストラップやベルトでは取り付けられない面であっても、AirTagを容易にセットできるというわけだ。

 利用にあたってはコツおよび注意点がいくつかある。ひとつは取り付け方で、表裏両面が膨らんだAirTagを本製品の中に入れると、裏面まで膨らんでしまうため、挿入した状態での貼り付けが難しくなる。最初に本体だけ貼り付け、粘着面がしっかりと固定されたのを確認してから、AirTagを入れたほうがよいだろう。

挿入した状態。シリコンをめくると中に入れたAirTagが姿を表す
横から見た状態。このように底面まで膨らむので、先にAirTagなしで貼り付け、あとからAirTagを挿入したほうがよい
裏面のシールを剥がして任意の位置に貼り付ける

 また、アップルが公開しているAirTagアクセサリーのガイドラインでは、スピーカーのある白い面は露出させておくことが推奨されているが、本製品はこれに準拠しておらず、両面を完全に被ってしまっている。利用そのものに支障はないのだが、場所を特定するためにiPhoneから音を鳴らした場合、通常の状態に比べ音が聞こえにくい。この点はあらかじめ織り込んでおくべきだろう。

今回は車のハンドルの基部に取り付けた。色を合わせればさらに目立たなくなるだろう
AirTagの表面を完全に覆っているため、音はやや聞こえづらくなる

 発送は中国からで、注文から到着まで約2週間ほどを要した。アップルのガイドラインに適合しない製品ゆえ、国内業者が積極的に取り扱う可能性は低く、こうした形での入手になるのはやむを得ない。現在は3個単位の販売に切り替わっているが、他業者が扱う同等品の中には1個単位で販売されている製品もあるようなので、興味のある人は以下Amazonのリンク先から探してみてほしい。

Amazonで購入
製品名発売元実売価格
シリコンスリーブXucage300円(1個単位での場合)