本日の一品

よく行くダイソーで「ミイラの修正テープ」を見つけてしまった

 いろいろなアイデア商品や時にめちゃくちゃコスパの良い商品を見つけられることの多いのがダイソーだ。最近は1カ月に2回は行くようになってきた南千住のLaLaテラスにあるダイソーの大型ショップで、ミイラの修正テープ(Mummy's CORRECTION TAPE)を見つけて速攻で買ってしまった。お店にあった最後の1個だった。

ムンクの叫び型USBメモリー(左)に続いて「ミイラの修正テープ」(中央)を手に入れた

 その後も同じ店に行くことがあり、広い店内をくまなく探してみたが、全く見当たらない。何日か経ったある日、娘がラゾーナ川崎のダイソーでまたしても最後の1個を見つけて買ったという知らせが届いた。もはやツチノコ以上の存在だ。

棺桶型のパッケージが嬉しいミイラの修正テープ。中身は幅5㎜、長さ6mの極めて標準的でマトモな修正テープだ

 ミイラの修正テープは、誰もが良く知っている全身を包帯でグルグル巻きにしたエジプトのミイラのイメージだ。ネットをいろいろ見てみると、これは腐敗を防ぐための樹脂を含ませたリネン性の包帯だそうだ。

 今回ご紹介するミイラの修正テープも本体はABS系の素材だが、全身を白い包帯でグルグル巻きにしたイメージが極めて上手く表現されている。

大きさは手のひらに隠れてしまうベビーサイズ

 この全身に巻かれた白い包帯をほどきながら、誤筆記した文字列をローラーでなぞり、白い包帯(修正テープ)を貼り付けて行くイメージが見事にリンクされているところが素晴らしい。

 内蔵されている修正テープは、幅5㎜で長さは6mと、ごく一般的な修正テープと同じ標準サイズの1つだ。残念ながら内部の修正テープを使い切ってもリフィルは用意されていなさそうだ。

 本体がほとんど売り切れ状態なので、ミーハーな筆者は、あわよくばどこかのリフィルが互換で使えるかと思って、本体を半分くらいまで分解してみたが、とてもそういう構造では無く、元通りに戻すのにえらく苦労した。

動作原理はごく普通の修正テープと同じだが、どうも交換リフィルが無い
両足イメージのキャップを取り外して使う

 もしも運よくリフィルが見つかれば、手先の器用な人なら、分解交換して再組立てが可能かもしれないが、あくまで自己責任でお願いしますと言う感じのモノだ。

 ミイラの修正テープの使い方はキャップ付きのごく普通の修正テープと同様だ。キャップを引き抜き、修正したい文字列に先端を当て、ゆっくりと右に引くことで、修正テープが目的の文字列の表面に張り付いてゆく。

修正したい文字の先頭に当てがって右に引くのもごく普通

 ごく普通の修正テープなら、何の面白みも無い単なる作業の世界だが、ミイラの修正テープなら、誰が見てもその面白さとセンスは格別だ。

 誰にも気づかれずに売れ残ったミイラの修正テープが何処かで売っていないかネット上をあちこち探してみたが、ほぼ100%売り切れか販売ビジネスそのものが終了しているところがほとんどだった。

 ネットを探している内に、先人の情報から、商品そのものは今から数年近く前にリリースされたみたいだが、今時珍しい極めて息の長い商品だ。

 筆者が購入した10月初旬のダイソー店頭での販売価格は108円(税込)だったが、中国の日本向け日本語サイトでは送料込みで1個2600円前後で販売継続している恐ろしいサイトもあった。需要と供給、ニーズのダイナミックな変動はあっという間に世界中を駆け巡る時代となったようだ。

見るからに自分の包帯をほどきながら紙面に貼り付けて修正している感じ

 最後に、娘がラゾーナ川崎店のお店の方から伺った情報だと、大型店舗には今後も入荷する可能性はあるが、最悪、もう入荷が無くこのまま商品として終焉を迎えることもあり得るとのことだった。

 筆者は、娘の買ってくれたもう一人のミイラと合わせて12mの修正テープを、友人知人に自慢しながら、ここというシチュエーションでのみ、せこくせこく節約して使って行こうと考えている。ミイラの修正テープはもし見つけたら絶対に買いの一品だ。

もう殆んど売り切れのようだが、もし見つけたら速攻で買い!の一品だ
製品名発売元購入価格
ミイラの修正テープダイソー108円