本日の一品

外出先でも衛生的に、タッチスクリーンも操作可能なノーコンタクトツール

 直接手で触れずにドアを開閉したり、ボタンを押したりできる、いわゆる「ノーコンタクトツール」がここのところ続々登場している。新型コロナウイルスの影響が続く中、少しでも衛生面のリスクを減らすべく、外出時には必ず持ち歩くという人も多いようだ。

 今回紹介する製品のような、南京錠の鍵を大きくしたようなノーコンタクトツールは、ポピュラーな形状ゆえ、さまざまなメーカーから発売されている。その中で本製品がほかの製品と異なるのが、先端に装備されたゴム製のキャップにより、タッチスクリーンの操作にも対応することだ。

製品本体。長さは実測で7cm程度
上から見るとフラットな形状。先端にゴムキャップが取り付けられている
キーホルダーにぶら下げて携帯できる。先端が露出したままになるのはややネック
先端のゴムキャップ。これを用いてタッチスクリーンを操作する。その下の凹みはサムターンを回すのにも使える

 一般的なノーコンタクトツールは、ドアノブに引っ掛けてドアを開いたり、あるいは物理的にボタンを押すだけで、タッチスクリーンの操作についてまったく考慮されていなかった。そのためせっかくノーコンタクトツールを導入したにもかかわらず、銀行のキャッシュディスペンサーや、静電容量式のエレベーターのボタンは指先で直接押さなくてはならない状況だった。

 しかし本製品は、このゴムキャップが付属していることで、タッチ操作にも対応できる。実際にはかなりデリケートで、タッチスクリーンの表面に保護シートが1枚貼ってあると反応しなくなるケースもあるが、あらゆるタッチ操作に対応できない製品に比べるとはるかにマシだ。

キャッシュコーナーのタッチパネルでは問題なく利用できた。なお保護シートを貼ったスマホでは反応しない場合もあった

 キーホルダーが標準で付属しているほか、形状もこなれており握りやすいなど、同等製品に比べて利点も多い。Amazonでは同一じ製造元と見られる多数の同等品が販売されており、複数個セットも用意されているので、家族で使うぶんをまとめて買うのも一興だろう。

もちろん物理的に押すタイプのボタンにも使える。ゴムキャップ内側は空間なので若干へこむ
製品名発売元実売価格
LACORAMO 非接触ドア開放ツールLACORAMO569円