本日の一品

手軽に家電をスマート化する、スマートプラグ「Amazon Smart Plug」

 今回はAmazon純正のスマートプラグ「Amazon Smart Plug」をご紹介します。ちょっと大きめのACアダプターのようにも見える本製品は、Amazonのスマートスピーカー「Echo」シリーズやAlexaアプリと連動して電源をオン・オフできるというもの。ご家庭内の一般的な電化製品を、手軽にスマート家電化できる! と夢は膨らんだのですが、話はそう上手くは運ばなかったのでした。

 弊家にはスマートスピーカー「Amazon Echo Show 5」があります。しかし連動するスマート家電は、Android OSを内蔵しているテレビのみ。操作も「アレクサ、TV消して」と電源オフを指示するくらい。行方不明になりがちなリモコンを探さずに済むのは便利なのですが、せっかくAlexaがいるのですから、もっとスマートホーム化を進めたいとは思っていました。そんな中、Amazon Smart Plugが登場したので試しに導入してみたのでした。

Amazon Smart Plug。コンセントの差込口とボタン1こというシンプルな構成です

 先行の記事などを読む限り、設定はとてもカンタンそうだったので特に不安はなかったものの、製品が宅配便で家に届いた瞬間、設定方法について案内するメールがAmazonから届いたのには驚きました。このあたりAmazonのフォローの充実ぶりは流石としか言いようがありません。が、見られているような気がしてちょっと怖いような……。

到着と同時にAmazonから届いた、設定方法を案内するメール。親切で助かります(ビッグブラザーは君を見ている……)

 それはそれとして、製品をコンセントに差し込んで、Alexaアプリで名前を付けて、接続するWi-Fiを指定するだけで設定は完了。全くカンタンです。あとはAlexaアプリなり、リビングに置いてあるEcho Showから呼びかければ、自由自在に電源のオンオフが可能になりました。

Smart Plugは微妙に図体が大きいので、コンセントがいっぱいの場合、接続するのはやや困難です。

 今回、スマートプラグの対象にしたのは、TVの音声出力用のミニコンポ。TVを見た後やゲームをしたあと、コンポの電源が入りっぱなしになっていることが多いので、TV同様に呼びかけて電源をオフにできたら便利だなと考えたのです。コンポのコンセントの差込口をスマートプラグに差し替えるだけですから、電源オフはカンタンに実現できました。

プラグには「コンポちゃん」と命名。「コンポちゃんをオフにして」と呼びかければ、ちゃんとAlexaが反応します)

 盲点だったのは、スマートプラグを電源オフにすると電力供給そのものが絶たれてしまうため、電源を入れようとしたとき、今度は電源オンの呼びかけをする必要があったことでした。そりゃそうです。電源がハードスイッチになっているサーキュレーターのような機器であれば、スマートプラグのオンオフだけで電源を操作できるのですが、コンポやHDDレコーダーのような機器だとそういうわけにもいきません。

Alexaの「定形アクション」を作成し、Smart Plugを定時にオンオフするようにしました。これもスマート家電と言えます

 思案の末、声による呼びかけではなくAlexaアプリ上で「定形アクション」を作成し、電源オンオフをスケジュール管理することにしました。具体的には夜20時になったら電源がオフになり、21時になったらオンになるといった寸法です。さしあたって自動化は実現できたので、理想のスマートホームに一歩近づいたと思うことにしました。

 Alexaアプリ上でアクションを組み合わせるなどすれば、もっと賢い活用法も編み出せそうな気もしています。そんな無限の可能性を秘めたAmazon Smart Plugを、ご家庭でひとつお試しください。そして「そんな活用法があったのか!」というワザを是非、世の中に発信していただきたく願う次第です。

製品名購入場所価格
Amazon Smart PlugAmazon1980円(税込)