本日の一品

つめた~い缶飲料の冷たさ再び! サンコー「ネッククーラーNeo」

 4月後半から大型連休中はなんだか肌寒い日が続いていたが、ようやく少し汗ばむ陽気になってきた。「汗ばむ陽気」どころか、6月9日には東京でも真夏日になった。おかげで、窓を開け放っても、少し動くごとに汗が目に入るほどの汗だく状態。汗かきにとって恐怖の夏が近づいている。

 しかし、今年のわたしは一味違う。なぜならサンコーレアモノショップ「ネッククーラーNeo」を手に入れられたからだ。

「ネッククーラーNeo」パッケージ
「ネッククーラーNeo」全体像。首の後中央にあたる部分からケーブルが延びており、その途中にコントローラー(スイッチ)がある

 実は、「ネッククーラー」を名前に含む製品を購入しようとしたのは今回が初めてではない。2018年の「ネック冷却クーラー&温めウォーマー」、2019年の「ネッククーラーmini」を、「買おう!」と思ったときにはすでに売り切れており、連続で買いそびれていたのだ。そのため、「暑くなってからでは遅い。次に出たら、それが寒い時期であったとしても注文しよう」と心に固く誓っていた。

 サンコー情報をチェックしまくった結果、発売を知ることができ、その日に注文。本格的な夏を迎える前に入手することに成功したのだ。

 このネッククーラーNeoは、ウェアラブルスピーカーのような形状。音の出そうな位置に、冷却板がついていて、頸動脈を左右から冷やし、体の熱を奪えるようになっている。

ウェアラブルスピーカーまたはヘッドホンのような形状で、音の出そうな位置に冷却板を搭載している
スライド式でサイズ調整可能。対応する首周りサイズは約37cmから約50cm
付属の調整パーツを取り付ければ、かなり首が細い人や子どもでも、隙間によって生じるガタツキ感なく使える
厚みの異なる2種類の調整パーツ

 冷却板は、「ペルチェ素子」の原理を利用。ペルチェ素子とは通電することで一端の熱を他端に移動させる特性があり、本製品ではそのうちの冷える側で、「つめた~い缶ジュース」のようなシャッキリとした冷感を得られるようにしているというわけだ。なお、メーカーサイトは、「外気温から最大マイナス15℃に冷やされる」と説明。具体的な数字を挙げれば、外気温28℃で13℃の冷たさになるということか。

 同じくペルチェ素子を使った「どこでも冷却スティック」も持っているのだが、使用時に手がふさがってしまう。おまけに、使っていると「なんの美容器具?」とたずねられてしまうような形状だ。しかし、ネッククーラーNeoなら、ハンズフリーの首掛け式。今まではスマホか、冷却グッズのどちらかを落としがちだったが、これならその心配もなさそうだし、この形状のおかげで、奇異な目で見られることもなさそうだ。

 本製品はバッテリーを搭載しておらず、取り外し不可なUSB Type-Aケーブルを使って本体へ給電する。どこでも冷却スティックで、充電を忘れていたため使えなかった、という経験をしたことのある身としては、本体に充電するより、複数のモバイルバッテリーから、充電済みのものを選んで給電するほうが気分的に楽だと感じた。

 使える時間の長さは、当然バッテリーの電力容量に依存する。強モードの場合、5000mAhなら約5時間、1万mAhなら約10時間。5V/1Aの出力があれば良いので、ほとんどのモバイルバッテリーを電源にできるのがありがたい。

 電源スイッチはこのケーブルの途中にある。ちょうど胸元に来るよう配置されているので、胸ポケットに内蔵クリップで固定することも可能。ワンプッシュで強モードで電源が入り、あとは押すごとに「弱」「ゆらぎ」「強」とモードが切り替わる。オフにしたいときには長押しだ。

スイッチを押せば「強」モードでオンになる。あとは押すごとに「弱」「ゆらぎ」「強」とスイッチ。オフにするには長押しする

 装着し、スイッチを押したところ、ほどなくして冷蔵庫から出したての、または自販機で買いたてのつめた~い缶飲料を首の両側に装着してるような、安定の冷たさを感じられた。もちろん本物の缶飲料であれば時間とともにぬるくなってしまう。また、濡れタオルも冷たくて気持ちいいが、衣服まで濡れてしまうのが難点。冷たさが続き、手軽に使える、という点でネッククーラーNeoは強い。暑さ対策グッズコンテストがあったら、優勝の盾をあげたいくらいだ。

気持ちよすぎる……

 もちろん、問題がないわけではない。耳元近くに装着するため、熱を排出するためのファン音が気になるし、そのファンがおくれ毛をときどき吸い込んでしまうのだ。チリチリとなってしまった髪の毛を見るのは結構辛い。使う際にはファンのある冷却装置周りに髪の毛がかからないよう気をつけたいところだ。

 とはいえ、よく冷えるし、あまり電力を食わないし、スライド式で首周りサイズ約37cmから約50cmと対応の幅も広いし、サイズ調整パーツも同梱されているし、手元スイッチは便利だし、とメリットのほうが多いネッククーラーNeo。

 普段から暑がりな人や、普段から高温の場所で作業する人、普段はそれほどでもないけれど、熱中症対策をしておきたい人であれば、買っておいて損はないアイテムだ。

使わないときは折りたたんでおけるため、携帯にも便利
製品名発売元購入価格
ネッククーラーNeoサンコーレアモノショップ5980円(税込)