本日の一品
在宅ワークの状況下、低温調理器「BONIQ Pro」で肉を煮る
2020年6月9日 06:00
昨今の情勢下、リモート在宅ワークはすっかり板につき、もはや日常となりました。ところで、家で仕事していて何となく時間が勿体ないなあと思ったことはないでしょうか。仕事はもちろんするとして、せっかく家にいるのだから、家にいる時間を使ってできる事がしたいと筆者は考えてしまいます。
仕事の邪魔にならず、適度に放置できて、それでいて何か生産性のあるもの。あれこれ考えた末にたどり着いたのが「そうだ、低温調理で肉を煮よう!」でした。
一定の温度でじっくりたっぷり材料の旨味を逃さず煮込む低温調理は、調理に最低でも数時間はかかるものの、不要不急の外出を控えた現在の状況下にはまさにうってつけ。今回はそんな在宅ワーカーにぴったりな低温調理器「BONIQ Pro」を、メーカーのご厚意でお借り受けできましたので、ご紹介して参りたいと思います。
同製品はクラウドファウンディング発の低温調理器「BONIQ(ボニーク)」の上位版。外見はなんだか高級感の漂うマットな質感の金属製の筒で、ぱっと見で調理器具には見えません。使い方はいたって簡単、材料を下処理してフリーザーバッグに入れたら、鍋に水(あらかじめ40℃くらいまで沸かしておく)を張り、BONIQ Proをセット。あとは温度と時間を設定するだけで、ほったらかして待っていれば自動的に調理が完了します。
同製品の「Pro」たる所以は、従来よりも小型化・防水化した本体のことなどいくつかありますが、最たるは前機種「BONIQ」に比べて出力が800Wから1200Wにパワーアップし、より多くの食材を一度に調理できるようになったところだそうです。これによってプロの飲食店の業務にも耐えるといいます。確かに使ってみて、30℃くらいだった鍋のお湯があっという間に設定温度まで加熱され調理が始まったのを目の当たりにし、高出力を実感できました。
なお筆者が作ってみたのは、王道の牛肉のステーキと、鶏ハム、そしてローストポークなど。素材の旨味を最大限活かすために、いずれも塩・胡椒で下処理するだけの調理を試しました。
実食の結果は、思わず「お…おお……」と声が漏れたほど。せっかくなのでとちょっと良いお肉を買ってきた事もあり、牛肉はまさにお店などで食べたことのあるミディアムレアの「超美味しいステーキ」に変わりました。鶏ハムに至っては全くパサつかず、全体がしっとりした味わいに仕上がります。家庭でこのレベルの味をまったく簡単に再現できてしまう事には驚くほかありません。
ところで、ここまでの紹介内容だと、これは家電Watchの記事かと勘違いされてしまいそうですが、ご安心くださいケータイ Watchです。実はこのBONIQ ProはWi-Fiに接続して、スマートフォンの専用アプリ「BONIQ Remote」から操作できるのです。これも前機種からパワーアップして備わった機能の一つだそうです。
ある程度ほったらかしで完成する低温調理を、たとえば仕込みだけしておいて外出先の帰宅途中から始めたり、調理途中でスマホから温度確認して変更したりなど、スマホからの操作による利便性は確かにあります。ただ残念なのは、このアプリの完成度があまり高くないところ。Wi-Fiに接続して調理の進行状況や残り時間を確認できるのですが、レシピをプリセットする機能は「Coming soon」になっていますし、レシピをスキャンしてセットする機能も、スキャン元のレシピがどこにあるのか不明だったり。あまつさえ操作メニューのあちこちに未翻訳の中国語が点在しているなど微妙な点が否めません。このあたり、今後の改善に期待したいところです。
とはいえ、調理が簡単なのとできあがったものが超美味しいという事実に変わりはなく、間違いなくお値段以上の価値を備えていると筆者は思います。最近ダイエットを試みている身としては、手間をかけずに超美味しいサラダチキンを量産しようなどと考えるなど、もともと在宅ワークの合間に肉を煮ようと始めてみた低温調理なのに、最近では肉を煮る間に仕事をする始末です。
このように、お家にいる時間を有効に活用したいとお思いの方は、BONIQ Proで肉を煮てみてはいかがでしょう。生活のクオリティが間違いなく一段上がる、オススメの一品です。
製品名 | 販売元 | 価格 |
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BONIQ Pro | BONIQ Store | 2万9800円(税抜) |