本日の一品
Palm PhoneのフットプリントのままでQi対応+バッテリー2倍化できる専用ケース
2020年5月18日 06:00
クレジットカードサイズで名刺ケースにも入るPalm Phoneは、小さなスマホが好きなユーザにとってはこの上ない最高のガジェットだ。たった62.5gで予想を遥かに超えた嬉しいコンパクトサイズゆえ、筆者もエマージェンシー時のサブスマホとして常時持ち歩いている。
しかし、本音は、国内外の出張や旅行ではなく、ごく近所を徘徊するだけなら、この小さくて可愛いPalm Phoneをメインのスマホとして持ち歩きたい。しかしその時に唯一気になるのは、800mAhと極めて遠慮がちなバッテリー容量だ。
もちろん、たった800mAhの内蔵バッテリーが超軽量な62.5gを実現していることは百も承知だが、無いものねだりはマニアの常だ。もちろん、一般のスマートフォンと同様、USBモバイルバッテリーを持ち歩けば緊急時には接続して継続使用はできる。
しかし、武骨なUSBモバイルバッテリーの多い中で、Palm Phoneと似合うデザインコンシャスなモノはそう簡単には見つからない。小さいモノ大好きな筆者は、以前、別の目的で買った”FINGER POW”と呼ばれるマグネット吸着するウルトラ小さなUSBモバイルバッテリーをPalm Phoneと一緒に持ち歩いてみたが、やっぱり持ち運び時の不安定さと実効容量不足が気になった。
そんな時に見つけたのが、Palm Phoneのプロテクトケースにもなり、ワイアレス充電のQi対応のアドオンバッテリーの「mophie」(モーフィー)だった。
モーフィーは大小2つのパーツからなり、Palm Phoneをサンドイッチする形状のアドオンバッテリーだ。スリムでクールなPalm Phoneが多少厳つい感じになってしまうが、これでバッテリー容量は900mAh増えて本体の800mAhと合わせると1700mAhとなり、一般的な5インチクラスの標準的なバッテリー容量に近づく。
実際にドッキングした状態をキッチンスケールで測ってみたところ、実測は112gだった。フットプリントは殆んど変わらないが厚さは13㎜(最薄部)~17㎜(最厚部)となり、多少ずんぐりしたイメージになるが、ホールディング性は意外と悪くない。
手に握った時の感覚や通話時の安定性の第一印象は、薄くて滑る不安定感がなくなり安心してホールドできるという表現がぴったりだ。Palm Phone+FINGER POWとは使用時の安心感に加えて行動の自由度が全く違う。
モーフィーは、実際に秋葉原で買った1000円以下のQi対応プレート型のワイアレス充電器でも問題なく充電できた。また筆者が普段使いにしている8000mAhのQi対応USBモバイルバッテリーでもPalm Phoneもモーフィーも100%充電できた。
モーフィーの背面にはバッテリー残量チェッカーLEDも装備され、ボタンを押せば即座に残量表示がされる。もちろん、モーフィーを取り付けた状態で付属のType-Cケーブルでの有線充電でも、Qi対応のワイアレス充電でも、優先的にPalm Phoneの内蔵バッテリー(800mAh)が充電され、その後、モーフィー内蔵の900mAhのリチウムポリマー充電池が充電される仕組みだ。
スペックでは、この両者で約13時間の通話可能なバッテリーになるようだ。Palm Phone独自の機内モードでも、マナーモードでもない「ライフモード」をオンにして、画面がオフの時に通知をさせない設定にすることで、従来では絶対に不可能だったPalm Phoneだけで1日生き延びることが実現した。
モーフィーは、Palm Phoneへの着脱が極めて簡単なので、スマホとしてのバッテリー持続時間の必要度に応じて、ファッショナブルで超軽快なPalm Phone単体での使用モードと、デュラブルで13時間のパワーを使えるPalm Phone+モーフィーモードを切り替えて臨機応変に使うことができる事がありがたい。
商品名 | 購入場所 | 購入価格 |
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mohpie モーフィー | FOXSTORE | 7920円(税込) |