本日の一品

約4mmの薄型、ワイヤレス充電も可能なスマホグリップ「MOMO STICK」

パッケージ。各色がラインナップされている

 スマホの背面に貼り付けて片手で持てるようにする、いわゆるスマホリングやグリップと呼ばれる製品の多くは、ワイヤレス充電に対応できない。スマホと充電台の間に挟まることで電力の供給を遮ったり、材質が金属だと発熱などの危険もあるからだ。

 今回紹介する「MOMO STICK」は、プラスチック素材の薄型設計で、スマホとの間に挟まってもワイヤレス充電が可能なグリップだ。両面テープが貼られたベースとグリップの二層構造になっており、スマホを使う時はこのグリップをスライドさせ、指を入れて使用する。使わない時は平らになるよう広げ、ワイヤレス充電器に乗せる仕組みだ。

本体。シルバーだがやや暖色寄り
背面のシールは貼り直しが可能とのこと
横から見た状態。ボディとグリップの2層、シールを合わせると3層になっている
使う時はグリップをスライドさせて起こす仕組み

 多くのスマホリングやグリップは、平坦な形状ではないため、たとえワイヤレス充電の電力供給を妨げない薄さでも、充電器に置くと段差ができてガタつくが、本製品はフラットな構造なので安定感がある。実際の厚みは約4mmで、貼り付けるケースに厚みがなければ、ワイヤレス充電にもギリギリ対応できる。

今回はiPad mini(第5世代)を片手持ちする用途で2個購入して左右に貼り付けた

 そしてもうひとつ、今回筆者が購入した目的なのだが、本製品を2つ用意してタブレットの背面に2つ並べて貼ることで、タブレットを片手で持ちやすくする用途にも使えるのだ。今回使用したのはiPad mini(第5世代)だが、本製品を背面両側に貼り付け、左手で持つ時は左側を、右手で持つ時は右側を使うことで、片手で長時間持てるというわけだ。

右手で支えている状態
右手が疲れたら左手で支えることもできる。長時間の読書や動画視聴でも余裕だ

 これが1箇所だけだと、左右どちらかの手でしか持てないが、2箇所あれば一方の手が疲れた時でも、もう一方の手で持てる。もちろん2個購入しなくてはならないぶんコストはかかるが、同種の製品ではデスク上に置いた時にどうしても不安定になりがちなところ、2個貼り付けることで傾かず平らな状態をキープできるのもよい。

 指を差し込むだけのゴム製のバンドと異なり、平たく伸びたグリップを毎回スライドして起こさなくてはならない手間はあるが、テーブルの上に置いた時の安定性も含めて、限りなくベターな選択肢だと考えられる。今回紹介したタブレット用途はもちろん、冒頭で紹介したワイヤレス充電が使えるグリップを探している人まで、幅広くお勧めしたい。

製品名発売元実売価格
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