本日の一品
コンパクトで装着感も良好! ワイヤレスイヤホン「YOBYBO CARD20」
2020年5月19日 06:00
1月に米ラスベガスで開催されたCES 2020を取材してきました。CESの会期中には、複数の関連イベントも開催されます。そのひとつに「Pepcom Digtal Experience」というイベントがありましてね、主にスタートアップ企業が出展しています。そこで見つけたのが、この「CARD20」という小さなワイヤレスイヤホン。見つけたといっても、筆者が知らなかっただけで、クラウドファンディングサービス「Makuake」に出品されていて、ものすごい人気を集めていたようです。クラウドファンディングは2月28日に終了し、3872人のサポーターから総額4221万5380円もの支援が集まったようです。大成功ですよね。
そんな大人気アイテムとは知らず、Digtal Experienceのブースで、「これってイヤホンなの?」「音はどうなの?」「聴いてみてもいい?」と聞きまくっていたら、「ぜひ、使ってみてください」とサンプルをいただきました。
CARD20を作ったのはYOBYBOというメーカー。中国・深圳に本社を置くベンチャーで、すでにアメリカ、日本、韓国でもビジネスを展開しているとのこと。
厚さ13mmほどのコンパクトなケースは、メタリックでさらりとした手触り。イヤホンをケースに入れて充電し、ケースには16時間分を充電でき、イヤホンは最大4時間の連続再生が可能。ケースにイヤホンを入れても、イヤホンが見える仕組みになっています。省スペース設計で、なおかつイヤホンがケースに入っていることが一目瞭然なので、入れ忘れも防げます。いいアイデアですよね。
筆者はGalaxy S10とペアリングして使っていますが、ペアリングの方法は一般的なBluetoothデバイスと同じです。
操作はタッチで行えます。例えば、左のイヤホンをコンコンと2回タップすると再生/一時停止、右のイヤホンを2回タップすると次の曲に進み、3回タップすると前の曲に戻せます。ちなみに、左右どちらかのイヤホンだけで聴くこともでき、その場合は、次の曲に進めたり、前の曲に戻したりはできません。タッチのレスポンスは非常によくて、多少指がずれてタップしたり、軽くタップしても、しっかり反応してくれます。
筆者は、あまり使っていませんが、声での操作にも対応しています。「OK Google」と話す、または左のイヤホンを3回タップすると、Googleアシスタントが起動。「音楽を聞かせて」などと話すと音楽再生が始まります。
イヤホンの重さは約3.5g。筆者は、それまでGalaxy Budsを使っていたのですが、重さの違いは明らかで、CARD20は装着していることを忘れそうなくらいの軽さです。耳の形状にもよるでしょうが、見た目のイメージ以上にフィット感はよく、ジムのランニングマシーンで走っても外れませんでした。日常生活で外れそうになることはまずないかなぁと。
みなさんが最も気になるのは、音質ですよね。筆者は、ものすごく高音質なヘッドホンを使ったことはなく、音質の細かい違いを聴き分けることはできないので、素人の意見として聞いてください。音質は、こんなにコンパクトなのに、Galaxy Gudsや他のワイヤレスイヤホンとさほど差はないなぁという印象。十分に満足できる音質で聴けますし、それなりの音量も出せます。ですが、Galaxy Budsと比べると、音量を大きめにした際に、高音部のシャカシャカ音が気になったり、低音部にやや厚みが欠けるように感じたりはしました。
電話がかかってきた時は、2回タップして応答できます。通話時には雑音を除去するノイズキャンセリング機能が効くそうですが、通話音量は音楽の再生音量よりも若干小さくなり、音量を上げて聞く必要がありました。ですが、音質は良く、相手の声がクリアに聞こえました。
お得な応援価格で買えるクラウドファンディングは終わってしまいましたが、1万3800円(税込)で販売される予定です。いまや選び切れないほど、さまざまなワイヤレスイヤホンが発売されていますが、音質に深いこだわりがなく、このデザインに惹かれる人は、選択肢に入れてもいいかもしれませんね。
製品名 | 発売元 | 予定価格 |
YOBYBO CARD20 | YOBYBO | 1万3800円(税込) |