本日の一品
折れないシャープ「デルガード」のタフさをスマートに演出するアルミ製の甲冑
2020年4月13日 06:00
「デルガード」は、ゼブラから登場した折れないシャーペンのブランドネームだ。筆記中の、あらゆる角度のどんなに強い筆圧からも折れないように、圧力に応じてシャーペン本体から芯の周囲に迫り出してくる防護軸(ガード)によって芯が折れるのを防ぐ仕組みだ。
今回はそんなタフでスマートなシャーペンの本体をよりスマートでハードに保護するアルミ削り出しの甲冑「SMART-JACKET」(スマートジャケット)を買ってしまった。
デルガードを使ったことがなかった筆者は、今回、スマートジャケットと一緒にデルガードの0.5㎜芯のモデルもあわせて購入。自宅に帰るやすぐにスマートジャケットをパッケージから取り出してデルガードに着せてみた。
デルガード用のスマートジャケットは4個のアルミ削り出しパーツで構成されている。パッケージ背面に記述されている組み立て図(使用方法)をざっと見た限り、デルガードの最大の特長である迫り出し型のガード部分以外の本体すべてをスマートジャケットが覆ってしまう仕様らしい。
組み立てはいたって簡単だ。まずは滑り止めのローレット加工のされたグリップ部分と真ん中あたりのくびれた軸部の2つをねじ込んで接続する。そしてそこにデルガード本体を後部から挿入して、クリップをカバーする小さなパーツをクリップを回転させながら最後までネジを締め上げるとほぼ完成だ。
あとは、芯先を送り出すためのノック部分のシャインなオリジナル金属カバーをスマートジャケットのマットなアルミパーツに交換すれば完成だ。組み立てプロセスを理解した上で取り掛かれば、組み立て開始から完成まではほんの数分以下だろう。
デルガード本体だけだと実測重量はたったの9gの超軽量なシャーペンだが、軽量金属のアルミとはいえスマートジャケットを装着したデルガードは2倍強の22gだった。しかしロットリングシャープなどよりは軽い。
スマートジャケットを装着することで、筆記時のグリップ部分は、オリジナル状態の約10㎜より28%ほど太めの軸となるが、実測12.88㎜程度であれば筆者的には違和感は全くなく、かえってグリップ感の良さが好印象だった。
総体的には極めて筆者好みのスマートジャケットではあるが、唯一残念なのは、唯一露出しているDelGuardロゴ入りのプラスチック製のクリップ部分が周囲に比べて安っぽく見えてしまうことだ。
シンプルなブラックカラーでロゴなしだとピシッと締まる印象はあるのだが、それではこの商品の意味がなくなってしまう。ここは、唯一残ったブランドロゴとプラスティックパーツのギャップを話しのネタに、見せびらかし時の効果拡大の題材にしようと考えている。
アルミ素材のスマートジャケットを着こなした筆者のデルガードは、最近愛用している少し高価なアルミ削り出しボールペンの「MechaSEA」と並べて置いても全く引けを取らない仕上がりだ。
スマートジャケットを製造している福島製作所では、デルガード以外に三菱鉛筆の「クルトガ」用も製作しているようだ。デルガード、クルトガとも、カラーはシルバーとブラックが用意されている。お好みにあわせて最適なスマートジャケットを選べるはずだ。
製品名 | 購入場所 | 購入価格 |
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SMART-JACKET デルガードモデル | エキュート上野 アンジェ ビュロー | 2035円(税込) |