本日の一品
お手軽で美味しいカプセル式コーヒー&ティーメーカー「&Drip」
2020年2月26日 06:00
筆者はコーヒーをたくさん嗜みます。中毒と言っても過言ではありません。家にいるときなど、家人と一緒にコーヒーを湯水のようにガブガブ摂取してしまいます。そのため、一杯一杯ドリップで入れていたのでは追いつかず、様々なコーヒー用機器を試した後、現状はファミレスのドリンクバーに置いてあるような、豆と水を入れるとコーヒーを入れられる業務用のコーヒーマシンを導入するに至っています。
ただ、現在使っている機器は図体が大きいのと、動作音がうるさいこと、また定期的な手入れが必要で面倒くさいのが難点です(業務用なので当たり前ですが……)。そんな中、コカ・コーラ社がカプセル式のコーヒーメーカー「&Drip」をリリースしたという話を聞きつけ興味を持っていたところ、幸いなことに編集部からお借りできたので、こちらの使用感についてコーヒー中毒者の目線からご紹介したいと思います。
コカ・コーラ社のドリンクメーカー「&Drip(アンドドリップ)」はカプセル式のコーヒーメーカーです。カプセル式というのは、あらかじめコーヒー豆とフィルターが封入されたカプセルを機器にセットしてコーヒーをドリップする方式のもの。コーヒー豆を管理する必要がなく、挽いた豆が飛び散った末の掃除や手入れも不要と、とてもお手軽に美味しいコーヒーを淹れられるのが特徴です。
カプセル式コーヒーメーカーの分野は、ネスレ社の「ネスプレッソ」シリーズが有名だと思います。筆者も何年間か使っていたことがあります。が、カプセルのお値段が約80~90円と、ちょっとランニングコストがかさむのと、基本的にエスプレッソ専用マシンなので、ガブガブ飲むためのアメリカーノやカフェオレを淹れるには結局ひと手間が必要。ということで、現在使っている業務用コーヒーマシン導入と同時に人手に渡ってしまいました。
一方、「&Drip」は、レギュラーコーヒーのカプセルは1個あたり約60円と、若干ではありますが先達より割安で、普段飲みのレギュラーコーヒーを淹れられます。お味や香りも、さすがに挽き立ての豆からドリップしたものには及びませんが中々のもの。普段使いする分には全く文句のないクオリティだと筆者は思います。また普通のコーヒーのほか、粉末状のミルクのカプセルを同梱した「カフェオレパック」もあります。こちらはコーヒーのカプセルをドリップした後、ミルクのカプセルをセットして溶かし淹れるというもので、なかなか上手く考えたものだと思いますし、実際ちゃんと美味しいカフェオレが出来上がります。
ちなみに本製品の正式名称は「アンドドリップ・コーヒー&ティーメーカー」というのですが、名前の通り紅茶のカプセルからお茶を淹れることもできます。これが筆者的には大ヒットでした。使い方もコーヒーを入れるのと同様、お茶の葉が封入されたカプセルをセットしてボタンを押すだけ。長年コーヒーを嗜んできた身に紅茶の味は新鮮で、淹れるのが手軽なことも相まってあっという間にカプセルを使い切ってしまいました。ついでに、上述の「カフェオレパック」に同梱されているミルクのカプセルを用いて、ミルクティーを作ったりもしました。なかなかの美味しさで、子どもたちに好評です。
またコカ・コーラ社ならではと言える面白い特徴として、水タンクの代わりに「いろはす」のペットボトルを専用アダプタにセットして利用できることがあります。ものが水を用いるだけに、衛生的が気になるという方には最適だと思います。
そのほか、本体が直方体なので形状的に収まりが良いことや、佇まいの可愛らしさ、起動が早くすぐにコーヒー・紅茶を淹れられる等々、良い点についてはまだまだ挙げられます。ただ一点だけ不満を述べさせていただくと、カプセルのバリエーションをもっと増やしていただきたい。現状、レギュラーコーヒーとカフェオレ、およびダージリンティーの3種類しかカプセルパックがないので、ちょっと寂しいように思います。アイスコーヒー用カプセルも発売する予定のようですが、今後のさらなる種類の拡充に期待したいところです。
家で手軽にコーヒーを飲みたいけどエスプレッソマシンは手入れが面倒。とはいえ業務用コーヒーマシンを導入するほどではない、という一般のご家庭に「ちょうどいい」コーヒーメーカーって、こういうものではないかと筆者は思います。コーヒーやお茶をよく嗜まれるご家庭に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
製品名 | 製造元 | 価格 |
---|---|---|
アンドドリップ・コーヒー&ティーメーカー | コカ・コーラ | 1万5180円(税込) |