本日の一品
キャッシュレス時代にも役立つ最終ウェポン「携帯コインホルダー」
2020年2月10日 06:00
お財布を持つことなく、SuicaやPayPayなどで買い物できるキャッスレスの普及は小銭を持ち歩きたくない層には歓迎すべき時代の到来だ。ポイントバックがあるならなおさらだろう。お店にとってはレジの省力化が可能だろうし、飲食店では清潔とは言えない紙幣や硬貨に触れる機会が削減できる。そして海外からの観光客にとってもそれは朗報に違いない。
しかし、そんな理想のキャッシュレスワールドはスッキリと全面的にキャッシュレスに移行した後のお話だろう。今のところ、お店はキャッシュレス客の対応と同時に依然として根強い現金派のお客さんや、プチレガシーなクレジットカードのお客さんなどが入り乱れてけっこう大変そうだ。結局のところ、レジの混雑は以前とそれほど変わっていないというのが筆者の正直な感覚だ。
そんなこんなで筆者は、日常使いに、キャッシュレスワールドではほぼ無敵であろうオートチャージのSuica(VISA)とPayPayを使っているが、東京都内でさえVISA、Suica、PayPayの御三家がそろっていても買い物できないお店やおいしいランチのできないお店が数えきれないほどあるのが現実だ。
筆者個人的には、そんなお店を逃すほど悔しいことは無いので、昨年夏に「キャッシュレス時代の500円硬貨キーリングケース」と題してキャッシュレスワールドの谷間でもなんとか現金決済ができるように最後の1000円(500円硬貨2枚)が入るキーリングをご紹介した。
しかし、この半年、完全キャッシュレス化を目指して頑張ってきたが、筆者の趣味嗜好が他と違いすぎるのか、1000円では足りないことが頻発する事態に。そこでもう少し緊急時の現金ポケットを増やそうといろいろ探した結果、見つかったのが今回ご紹介する「携帯コインホルダー」だ。
昔懐かしい昭和な感じではあるが、これが意外と優れモノなのだ。プラスチック製で、周囲に1円から500円硬貨までの直径や厚さのサイズの異なる硬貨が入るスロットが6個ある。各サイズの硬貨は各スロットの両側に取り付けられたシリコン製のストッパーでホールドされているので誤って落とすこともない。
レジで支払う時も、硬貨の金額を確かめながら1枚ずつでも一気に全部でも確実な支払いが可能だ。これなら財布の中身をかき回すことなく、1円単位でキッチリ支払っても極めてスムーズ。後ろに並んでいる“決済スピード自慢”の“キャッシュレス大好きマン”にガン飛ばされることもなさそうだ。
携帯コインホルダーは筆者が最近PayPay払いのスマホとして愛用している極小スマホの「Palm Phone」とほぼ同じ大きさだ。どうせ一緒に使うのだから、Palm Phoneの背面に両面テープで貼り付けようかとも思ったがそれはやり過ぎだろう。
携帯コインホルダーの標準キャパは、1円~500円硬貨までミックスで27枚入る。さすがに27枚の硬貨を入れるとそこそこ重いが実測してみたところ、昨今の一般的なスマホよりはるかに軽いたったの127gだった。
推奨通りに硬貨を入れた場合の合計金額は総額で2775円。実は5円硬貨と100円硬貨は同サイズなので、5円硬貨のスロットを全て100円硬貨のスロットに替えてしまうと、総金額は3115円となり3000円超のキャッシュを持てるようになる。
さて、500円硬貨2枚で1000円の補完的キャッシュワールドから約3倍の3000円まで、時代に逆行してキャッシュを多く持ち歩くことになったが、これでさえ過渡期のキャッシュレスワールドの大波を乗り越えられるかどうかはまだまだ未定だ。また半年か1年経った頃に回想してみて対策を考えてみたい。
製品名 | 購入場所 | 価格 |
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