本日の一品

SwitchBotのスイッチじゃないやつ、スマートな温湿度計がカワイイ

SwitchBot温湿度計

 SwitchBotと言えば、スイッチを物理的に押したり引いたりできるようにするスマートホーム機器が有名だ。壁埋め込みの照明スイッチとか、家電のスイッチとかの脇に取り付けて、スマートフォンから操作すると小さなアームがロボットみたいに動いてスイッチを押し引きする仕組みのアレ。

 そんなロボットアーム的なデバイス以外にも、いくつか面白いスマートホーム機器がSwitchBotシリーズとしてラインアップされている。その1つが温湿度計。置いた場所の温度と湿度だけを表示する小さくてシンプルなヤツ。どこに置いてもけっこう様になる。そして、もちろんスマートな使い方も可能だ。

シンプルでカワイイ
マグネットを内蔵しているので、金属面にそのまま貼り付けられる

 基本的にはBluetoothでスマートフォンと接続して使う。デバイス上のディスプレイだけでなく、専用アプリ上でもリアルタイムの温湿度を表示でき、過去の温湿度の推移をグラフ化してくれるようになっている。ここのところの厳しい寒さだと、暖房が切れた夜間は温度が急降下しているのが見えて面白い。湿度もかなり低く、乾燥していてお肌によくなさそうなこともわかる。

専用アプリ上でも温度と湿度がわかる
過去の温湿度の推移をチェック

 ただ、これ単体だと「ちょっと便利な温湿度計」くらいの存在感。もっと便利に活用するには、「SwitchBotハブプラス」や「SwitchBotハブミニ」などの家電リモコンとしても使える専用ハブを組み合わせたい。特にSwitchBotハブミニは手頃な価格で十分な機能をもっているので個人的におすすめだ。

左がSwitchBotハブミニ
こちらもけっこうコンパクト

 このハブと組み合わせることで専用アプリの「シーン」設定が使えるようになる。たとえば温湿度計があらかじめ指定した温度以下を示したらハブのリモコン機能でエアコンの暖房をオンにしたり、湿度が低くなったら加湿器をオンにしたり、というのがよくある使い方。これだけでもそれなりに便利になるけれど、問題は温湿度計がBluetooth接続であること。スマートフォンが通信できる範囲にいないとシーン設定が実行されないのがネックだ。

こんな感じでシーン設定しておく
そうすると、寒くなったらエアコンの暖房が自動でオンに

 できればスマートフォンが近くにないとき、つまり留守にしていても勝手にシーン設定が実行されるようにしたい。そのためには、温湿度計の設定で「クラウドサービス」を有効にすればOK。以降はハブが直接温湿度計とBluetoothで通信して、シーン設定を実行してくれるようになる。おまけに、外出先からでも温湿度計の情報が得られるようになるから、帰宅前に部屋が寒そう・暑そうだったらあらかじめエアコンをつけておく、みたいな使い方もできるのだ。

ハブがあるなら、温湿度計の設定で「クラウドサービス」はぜひ有効にしておこう

 他の赤外線リモコンユニット製品だと、それ自体に温度センサーなどを内蔵しているタイプもあったりする。けれども、SwitchBotのように本体ディスプレイでいつでも温度と湿度がわかるようになっているのは、これはこれで違った便利さがあるものだ。それにカワイイ見た目なのが、やっぱりとてもグッドなのである。

製品名発売元販売価格
SwitchBot温湿度計Wonderlabs1980円
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