本日の一品

名刺ケースにも入るクレカサイズのLED電球

 新しく世の中に登場してくるツールやガジェットなどは、既にサイズ感やイメージが世界レベルで人々に認知され、標準化されているモノをそっくりそのまま踏襲するケースが多い。

 たとえば、いまだに多くの商品説明のサイズ例やサイズ比較の例として常に引用されるのがまだまだ現役のクレジットカードだ。クレジットカードは身分証明書カードの国際規格として定められている「ID-1」のサイズで、85.60×53.98mm。これは縦横が黄金比に近い。

白色のLEDライトなのに、ボタン電池一個で周囲を温かい雰囲気に変えてくれる

 今回ご紹介するのはそんなクレカサイズで、どこでも入手できる安価なボタン電池で点灯するちょっとオシャレなLEDライトだ。平らな面のサイズはまさにクレジットカード。厚みは少しだけ厚くてクレジットカード4枚分の約3㎜少々。

リアルクレジットカードサイズなので親しみと同時に携帯性に対する不安が無い

 クレジットカードサイズの中央に配置されたクリアな丸い電球部分を裏側から押して、電球部分が90度近く立ち上がると自動的にスイッチが入ってLEDが点灯する。手に持って目的部分を照らす以外に、そのままカード部分をスタンドとしてテーブルやデスク上に置いてLEDスタンドライトとしても使える構造だ。

 以前、クリスマスシーズンなどでは、季節商品としてのクリスマスツリーイメージのモノなども販売されていたが、昨今は、シーズンを選ばないレトロな”白熱電球”イメージの製品だけ商品として存在しているようだ。

フラットな場所に置いていると厚さは名刺4枚分(3㎜)ほどだ
電球部分を裏側から指で押して90度近く立ち上げると点灯する。下からのLED光源が電球イメージのアクリルをぼんやりと照らす

 比較的安価なので10個ほど買って、誕生日パーティーやガーデンパーティーなどのテーブル照明にしていいかもしれない。白色のLEDライトだが、光源のLEDはベースのクレジットカードの側に配置されており、90度立ち上がったクリアな電球の底辺に当たる3㎜ほどの淵側から光が入り拡散し、極めて柔らかい発光イメージに変化するので、たくさん規則正しく並べて使うとなかなかシュールな雰囲気だ。

 バッテリーはネット通販などで1個60円くらいで買えるCR1220を1個だけ使用する。バッテリー交換作業も極めて簡単だ。

 使ってみると、昼間や周囲が明るいオフィスなどでは照明効果は低いが、夜間のアウトドアやタクシーの中などで、ここぞというときには活躍してくれるかもしれない。

真っ暗なところだとなかなかシュールなイメージになる。複数使ってパーティのテーブルなどで使ってみたい
バッテリー交換も電球部分を引き抜いて簡単に出来る
2個のコンパートメントのある名刺ケースなら片側に楽に入る
厚みのある名刺ケースなら、名刺の押さえか、名刺の土台にも使える

 筆者は、両サイドに名刺を収納できる名刺ケースの片側にを収納したり、分厚めの名刺ケースに名刺の押さえとして収納して持ち歩いている。

 もちろんほぼ国民全員がスマホを持ち歩いている現代、この製品の生み出す明るさは、スマホの画面を点灯させればいい、というのは自明だが、合理性と実用性、コスパ一点張りではないTPOと人とのコミュニケーションを考える余裕のある人には楽しいガジェットとなるだろう。

製品名購入場所価格
クレカサイズのLED電球Amazon600円~900円