本日の一品
Wi-Fi対応のオート調理器具「ヘルシオ ホットクック」
2019年5月14日 06:00
先日、子どもたちから「お父さんはうどんとカレーしか作れない」と思われていることが判明しショックを受けました。確かに奥様に比べればレパートリーが圧倒的に少ないとはいえ、さすがにそれだけということはない……と思います、たぶん。
父の威厳を取り戻すために、ここは料理ができるところを見せつけなければなりません。しかしそんな急にレパートリーを増やすことができるのでしょうか? できるのです。自動調理器「ヘルシオホットクック」さえあれば!
前置きが長くなりましたが、そんなわけで筆者宅に「ホットクック」が導入されました。本製品はシャープの自動調理家電の一つで、材料を放り込んでメニューを選択して「ほっとく」だけで、一定時間後に料理ができあがっているという優れものです。
単なる電気調理釜と一線を画すのは、「かきまぜユニット」という機能が付属している点です。これは読んで字のごとく、釜の中の材料を適宜かきまぜてくれる装置で、これでカレーなども本当に放っておくだけでコゲつかせることなく仕上げることができるのです。
筆者が最初この製品に注目したキッカケは、本製品がWi-Fiに対応しており、スマホと連携できるという触れ込みでした。きっとスマホでこのホットクックを制御できるに違いない……と思っていたのですが、実際はスマホでオンライン上にあるレシピを検索・閲覧でき、本体にプリインストールされていないレシピを追加できる、という機能だったので、少々肩すかし感は否めませんでした。なお、本体のアナウンスによれば予約調理の時間の変更などもできるらしいのですが、筆者にはその機能を見つけられませんでした。
追記すると、このWi-Fi機能、いわゆるルーターとボタン一つで接続可能な「かんたん接続」にしか対応していません。SSIDを指定しての接続が行えないのです。筆者はこんなこともあろうかと購入しておいたNEC製のルーターを引っ張り出して事なきを得ましたが、ご購入前にご自宅のルーターが対応しているかご確認ください。
とはいえ実際に使ってみると、料理を「ほっとく」ことができる事実には感動すら覚えました。もちろん材料の仕込みは必要です。「料理は準備が面倒なのであって、手間は変わらないんじゃ?」という疑問もありました。そのへんはフードプロセッサーを使うなどの工夫で乗り切れます。材料を放り込んで、本体にメニューをセットして、子どもたちをお風呂に入れたり、漫画を読んだり、洗濯物を畳んだりしている間に夕飯ができあがるのです。
ついでに言えば、製品自体がやけに饒舌なのも楽しいです。本製品には音声案内がついており、メニューをセットしたり、調理をしている間に「加熱していますよー」とか「美味しい料理ができますように」とか勝手にしゃべり出します。わりと突然しゃべるので、最初はちょっとビックリしましたが、近頃では子どもたちに「ホックちゃん」の愛称で呼ばれ親しまれています。
あえて難点を挙げるなら、予約調理に対応するプリセットメニューが期待していたほど多くないとか、そのメニューも煮込み料理が大半を占めているなどあります。ただプリセットメニューは、定期的に公式アプリ経由で新しいものが配信されてきますし、煮込み料理以外も、有志による非公式メニュー、いわゆる「ホットクックハック」がネット上で多数入手できます。弊宅の奥様はこれを使って低温調理ローストビーフを作ったりもしておりました。
そんな万人にオススメしたい調理家電ホットクック、特に筆者宅のような共働きのご家庭に特にオススメです。料理の担い手が1人増えたかのような利便性をもたらしてくれます。筆者といえば、ホットクックで作るカレーが美味しすぎて、毎回いろいろなパターンのカレーばかり作るに至っています。あれ、もしかしてレパートリー減ってる……?
製品名 | 購入場所 | 購入価格 |
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ヘルシオホットクック KN-HW24C-R | PREMOA | 4万680円(税込) |