本日の一品

続々登場するLightningとType-Cの純正以外のケーブルで急速充電を試した

 USB Type-Cの充電環境が広がっており、手軽に5Vよりも高い電圧で急速充電ができるようになっている。iPhoneもLightningとUSB Type-Cのケーブルを使えば高い電圧による急速充電が実現できるのは知っていたが、純正ケーブルくらいしか選択肢がなく、なんとなく購入機会を逃していた。

LightningとUSB Type-Cを結ぶケーブル

 純正以外にもLightningとUSB Type-CのケーブルにMFi認証付きの物が登場し始めたというニュースがあり、やっとお店にもサードパーティ製のケーブルが並ぶようになってきたので、1本購入してみた。

 現時点ではサードパーティー製だからといって安いわけではないのが残念なところ。しかし、純正にはないタイプのケーブルもあることがメリット。iPhoneのケーブルといえば白ばかりだが、サードパーティ製なら白以外もある。そして、純正は1mと2mの長さしか選べないが、それ以外の長さもある。

 今回は家電量販店の店頭に並んでいたもののうち、唯一の黒色のケーブルで、かつ短めの50cmの物を選んだ。多摩電子工業製で型番は「TSC225LC05W」となる。

両端がLightningとUSB Type-Cになっている

 まだ新しいジャンルの製品なので、店の売場でもUSB Type-Cのところにあるのか、Lightningのところにあるのかよくわからない製品だが、行った店ではその少し離れたところにひとまとめになって陳列されていた。店頭で買う場合は探すのにしばらくはひと苦労するかもしれない。

USB Power Deliveryに対応した機器から給電すると充電が開始された

 購入後、iPhone XSとUSB Power Delivery対応の充電器につないでを充電してみると、急速充電が開始された。iPhoneの場合、充電モードは表示されないが、手持ちのUSBチェッカーで見ると変動はあるものの9V、1.3~2.0A程度で入っていく。12~18Wということになるだろう。

急速充電中。iPhoneの場合は充電モードが表示されないのが残念

 流れる電気が見えるわけではないのだがどんどん電気が入っていくように見え、充電中にiPhoneの%表示を見かけるたびに数値が増えていく。これまでの5V充電よりもそのペースが早いのは明白で気持ちいい。

モバイルバッテリーでも急速充電できる

 充電器のほか、USB Power Deliveryに対応したモバイルバッテリーでも同様で、外出先でもどんどん充電量が回復した。モバイルバッテリーとスマートフォンを重ねて持っている光景を見ることがあるが、これなら重ね持ちの時間も最小限にすることができそうだ。

 後日、最初に探したお店のUSBケーブル売り場を見てみたが、さらにLightningとUSB Type-Cのケーブルの種類が増えていた。もう1本欲しいので、今後もっと便利なケーブルが出そうで楽しみだ。

製品名販売元購入価格
CtoLケーブル 0.5m TSC225LC05W多摩電子工業1699円