本日の一品
バッテリー長持ちで廉価な活動量計、「Mi Band 3」
2019年5月1日 06:00
モバイル機器界隈においてジャンル分けというか、定義が難しいのが活動量計だ。形状や機能の多くがスマートウォッチと重複するため、どちらの呼称を使えばよいのか迷うことがある。筆者はなんとなくだが、盤面が大きくて腕時計に近い形状のものがスマートウォッチ、あまり腕時計らしくないものが活動量計、とくくっている。筆者の個人的な分類でいえば、本日紹介する「Mi Band 3」は活動量計、ということになる。
Xiaomi(小米科技、シャオミ)がリリースしているMi Bandシリーズの最新モデル、Mi Band 3は、国外では2018年5月に発売されていたが、国内では正規代理店経由で先日発売された。細長い腕時計といった形状で、重さは約20gと軽量ながら、20日間連続使用できるというのがウリだ。
機能としては、内蔵3軸加速センサーと、本体裏の心拍数センサーでさまざまなアクティビティを検知し記録するもので、活動量計としては定番と言える設計になっている。スマートフォンとはBluetooth 4.2 BLEで接続し、アプリと連携させることで日々のデータ蓄積やGPS記録との紐づけを行うなど、トレンドを押さえたつくりだ。
ただ、シリーズを重ねているだけに操作性はこなれている。本体表面を上下左右にスワイプして表示を切り替えられるようになっているが、説明書を読まずに操作できる直感的な操作体系は素晴らしいと感じた。一方で、有機ELディスプレイは屋内や夜間の視認性に優れるものの、昼間の屋外で見づらいのはちょっと残念な点だ。
届いてから満充電して1週間使ったが、5日間の通勤と、週末のウォーキング(5km程)の使用でバッテリー残量は75%だった。1週間で25%程度の使用量なら、公称している20日間連続使用も現実的と言えるだろう。また、サードパーティ製の交換バンドが充実しているのもありがたい。本体がバンド台座から取り外せるつくりになっているので、台座部分のサイズを合わせた社外品バンドがいくつも発売されている。純正品はいかにも活動量計としたラバー製のバンドだが、金属製バンドにすればビジネスシーンでも違和感なく使えると思われる。
充電頻度が少なくて済むのは、ものぐさな性格にはありがたいし、なにより廉価なのが嬉しい。春から運動を始めようと決意した諸氏にはぜひおすすめしたい。
製品名 | 発売元 | 購入価格 |
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Mi Band 3 | Xiaomi | 5280円 |