イヤホンも巻き付けられる、“ハブ”の形状をした2WAYスマホスタンド「ハブカム」

　今回紹介するのは、スマホのボディを挟み込んで一時的に立ててておけるスマホスタンド「ハブカム」だ。普段はバックの中などに入れるか、あるいはチェーンを使ってキーホルダーにぶら下げておき、デスクワーク時や外出先のカフェ、コワーキングスペースなどでスマホを立てて着信などをチェックしたい場合などに、取り出して使用する製品である。

製品本体。ハブをモチーフにしており、かなり複雑な切れ込みが入っている

　この製品、写真で見るとかなり複雑な切れ込みをしているが、ある動物の形をしていることにお気づきになるだろうか。それは奄美大島などに生息する毒ヘビ、ハブである。実はこの製品、奄美大島の会社が制作したもので、ネット通販以外にも、同島の空港などでもお土産として売られている製品だ。

複数のカラーバリエーションを用意する。価格は800円とお手頃

パッケージ裏面にはハブについての説明も記されている

iPhone SEと並べたところ。かなりコンパクトなサイズだ

　本体は約5mmの厚みがあり、ハブの口に相当する切れ込み部分にスマホを挟むことで、デスク上などに安定して立てることが可能だ。また、スマホスタンドとして使わない時は、かさばる有線のイヤホンを巻きつけておくことも可能だ。本製品と同じ仕組みを持ったスマホスタンドはほかにもあるが、製品にハブの意匠を持たせることで、結果的に2WAYの機能を実現しているのが面白い。

スマホを挟み込むことでスタンドとして使用できる

溝の部分にスマホを挟み込んでいる様子。実測10mmまでのスマホを挟める

もちろん横向きでも挟める。動画の鑑賞には最適だ

溝をうまく活用すれば、イヤホンを巻き付けてもバッグの中でばらけにくい

　ベゼルにやや幅があるスマホでないと、挟んだ部分が画面に直接触れる形になってしまうのと、最近は有線イヤホン自体が減りつつあるためイヤホンを巻き付けておく機能のニーズ自体が少なくなっているなど、やや古いスマホ向けの製品なのは事実だが、そこさえ問題なければ、意外に実用性の高い逸品だ。価格が800円とリーズナブルなのも、なかなか悪くないと言えそうだ。

付属のチェーンを使ってキーホルダーなどに取り付けておくこともできる

断面の処理がやや甘いのは少々もったいない。気になるようなら自前での加工も必要だろう