本日の一品

クルマでスマホの充電に便利、自動開閉充電ホルダー

 iPhoneがワイヤレス充電に対応してからというもの、他のスマートフォンはもちろん、周辺機器でもワイヤレス充電が普及してきた。クルマ用のホルダー兼ワイヤレス充電器も増えており、その中でも実用的なギミックを持つものが登場した。

カシムラの「ワイヤレス充電器 自動開閉ホルダー KW-7」

 クルマ用のスマートフォンホルダーは難しいもので、装着するときに挟み込む必要があるが、挟み込みが手動だと意外に面倒だ。うまく固定できないと走行中の振動で外れてしまうし、きつくすると今度は外しにくい。

 挟む必要がなく立てかけるだけというモノもあるが、それでは振動のあるクルマの中では少し不安。なぜなら、最新のiPhone XSは174g、iPhone XS Maxは大台を超えた208gと重量級。万一の事故で、この重さのものが飛んできたら一大事だ。

 そうしたホルダー問題を考えながらワイヤレス充電器をしばらく探していたのだが、そんなときに発売されて店頭に並んでいたのがカシムラの「ワイヤレス充電器 自動開閉ホルダー KW-7」だ。

電源をつないでスマホを近づけるとさっとアームが横に開く
電源はType-Cケーブルで接続する
ゲル素材がついた吸盤でクルマのダッシュボードに吸い付く
電源は付属していないので手持ちのQuick Charge対応の車載電源を組み合わせた。あまり意味はないがモバイルバッテリーでも動作する

 近接センサーが搭載され、スマートフォンを近づけるとウィーンと小さな音を立てて左右のアームが電動で開き、押し付けると自動でアームに挟まれる。外すときは横にあるボタンに触れればアームが開いて、すぐにスマートフォンを手にできるというものになっている。

 こんなギミックがついていて10W充電にも対応するKW-7だが、価格はカー用品店では5000~6000円。他の製品と比べてもそれほど高くなく、なかなかおもしろい製品と言える。

クルマに取り付けてみた。ケーブルが下に出っ張るのでスマートフォン位置は高めだ

 アームの開閉は電動なので、クルマのエンジンを切って電源までオフにしてしまうと、アームが動かなくなってスマートフォンを取り外せないので注意が必要だ。

 シガーソケット用の車載充電器は別売りで、Quick Charge 2.0以上のものを使うと10Wのワイヤレス充電に対応する。手持ちにQuick Charge対応の車載充電器があったのでそのまま使えたが、ない場合は購入予算に入れておきたい。

 購入後、あらためて車載ホルダーを探してみると、パイオニア/カロッツェリアや他のブランドからも同様の電動開閉タイプが登場している。電動開閉の充電機能付き車載ホルダーがこれから流行るのかもしれない。

きちんと充電されている
パッケージでも自動開閉が強調される
製品名販売元購入価格
ワイヤレス充電器 自動開閉ホルダー KW-7カシムラ4980円(税込)