本日の一品

45W出力で、そこそこ小さくて、けっこう割安なcheeroのUSB PD充電器

cheero「USB-C PD Charger 45W」

 USB PD対応の充電器もここまできたか、という感じだ。つい1〜2年前までは、信頼性を考えると、ほとんど実質的にApple純正のMacBook Pro用充電器一択みたいな感じだった。

 けれども最近はUSB PD対応でもより小型のものが出てきている。2月1日に発売されたcheeroの「USB-C PD Charger 45W」もその1つ。これは、なかなかバランスのいいUSB PD充電器だ。

収納型のプラグを備えるウォールチャージャータイプ

 製品名からわかる通り、出力は最大45W(5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/2.25A)。これまでのType-C対応充電器だと、15Wや30W程度までにしか対応していないものが多く、スマートフォンにはちょうど良くてもノートPCには力不足だったりした。

MacBook Pro 13インチモデルを使いながらでも、しっかり充電される

 しかし45Wもあれば、スマートフォン用としては当然ながら十分過ぎるスペック。PC用としても、筆者のメインマシンである13インチMacBook Proなら、使いながらでもきちんと充電できる性能だ。

充電ワット数も45Wと表示されている

 気になる充電器自体のサイズも、Apple純正の61W出力のアダプターよりひと回り小型で、まあまあコンパクト。

Apple純正61Wアダプターと比較。ひと回り小さい

 出力とサイズが完全に比例するわけではないとは思うが、45Wという出力に見合うようなサイズ感だ。これくらいなら旅行なんかで持ち歩くのも許容できる範囲。出力の大きさとサイズが、ちょうどいいバランスになっていると思う。

日本ではまだ入手できないが、innergieの超小型60Wアダプター(左)とも比較してみた

 しかし、なんといっても一番のポイントは、こなれた価格だろう。筆者が購入したときは発売記念キャンペーン価格で、2080円。通常価格でも2580円と、45Wの出力をもつUSB PD対応充電器としては安価な部類に入る。これまで数多くの充電器やモバイルバッテリーを開発してきたcheeroの製品という安心感もあって、お得感は強い。

 スマートフォンやPC、その他の周辺機器など、身の回りにどんどん増えつつあるUSB Type-Cデバイス。にもかかわらず、今のところType-C対応充電器は1ポート出力のみの場合がほとんどで、一度に全てのデバイスを充電しようと思うとそれぞれに1つずつ充電器が必要になる状況だ。

 だから、充電器はできるだけコンパクトで安価なものを選びたい。それでいて可能な限り高出力のものを、となると、国内で簡単に手に入るものは限られる。そんななか、その有力候補の1つとなるのがこの製品と言える。Type-C充電対応機器を持っているなら、ぜひとも1つは手に入れておきたいアイテムだ。

製品名購入場所価格
cheero USB-C PD Charger 45WAmazon.co.jp(2月5日時点では販売されていない)2080円(税込)