本日の一品

いつでもどこでも手軽に使える「shimitori」の実力

 会食が多くなる年末年始。話に夢中だったり、酔っていたりして、気がついたら「シャツにしょうゆの染みが……」ということはないだろうか。2年ほど前からしみ抜きに特化した家電などが登場してきてはいるが、いつ発生するかわからない出来事に備えて家電を手にするのも、価格次第では難しい。

スマートな容器。ペン状なのでかさばらない

 一方、今回の一品「shimitori」は実売価格が300円~500円程度。お手軽すぎる値段で、油性や水性の染みに対応している点がありがたい。

ペン先がきのこのような形になっているのが特徴

 使い方は簡単。染みの裏にティッシュペーパーなどを置き、染み抜き液をきのこ状のペン先で叩くだけ。これで汚れをティッシュに移す。あくまで応急処置なのでその日のうちに洗濯することは必要だ。

食事中につくオーソドックスな三種類のしみ。白い服の敵だ

 白いTシャツにしみをつけて、洗浄力を試してみた。上からカレー、ケチャップ、しょうゆだ。食事の席で染みがついてから気づくまでを想定し、30分置いた。本来ならば、気づいたら、すぐに染み抜きした方がいいだろう。

ペン先でトントン

 布の関係もあるだろうが、しょうゆはすぐに落ちた。ケチャップの場合、痕跡は残るが、その後洗濯したところちゃんと消えたので、応急処置の大切さを知ることとなった。その一方で、残念ながらカレーは応急処置後に洗濯をしてもしみが残ってしまった。ただ、これは、筆者が溶いたカレー粉をちょっと付けすぎた可能性はある。

使用後の様子。しょうゆは完璧。カレーは落ちていない

 使い方やその内容はシンプルで、お馴染みのある形で、あらためて紹介されることにクエスチョンマークを浮かべるかもしれない。しかし「shimitori」の大きな特徴は、「いつ使うかわからないものこそ、かさばらずに持ち歩きたい」というニーズに応えていることにある。たとえばペンケースに入れておけるというサイズ感や形状は、使い方はもちろん、その場面に至るまでを考えても、良いパッケージに仕上げられているのではないだろうか。

 ちなみに筆者は「shimitori」を文具売り場で発見した。購入したい場合、洗濯用品売り場だけでなく、そうした売り場もチェックしてみるといいだろう。今回は無香料タイプを選んだが、他にもグレープフルーツなどがある。会食の増えるシーズンだからこそ、そっと忍ばせておきたいアイテムだ。

製品名販売元購入価格
応急処置用シミとりペン shimitoriエポックケミカル300円
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