スマホのブツ撮りに最適かもしれないスマホスタンド

折ってスタンドにできる「オリガミスタンド」がスマートフォンの撮影に大活躍

　仕事柄、スマートフォン本体そのものを写真撮影しなければならないことがある。そういう時に決まって悩むのが、美しく見える自立状態の外観をどうやって撮るか。立てかけられる十分に大きな壁があればいいけれど、撮影台と壁のつなぎ目が見えると美しくない。撮影用の背景紙を使う方法だと滑って自立しにくくなる。

　かといって普通のスタンドで立たせると、当然ながらそのスタンド自体が違和感バリバリな見栄えになってしまう。スマートフォンの立ち姿を撮影するときは、スマートフォン以外のノイズになるオブジェが一切見えない状態がベストなのだ。しかしそれがなかなか難しいもので、これまでは諦めて寝かせて撮るか、割り切って手持ちして撮影していたりした。ちなみに余計な物を消す写真加工は手間がかかるし、完全に“作った絵”になるので個人的にNGである。

　例えばブツ撮りに適した目立たない超小型スタンド、そういうものがあれば便利なのに……。と思って探していたところ発見したのがこちらの「オリガミスタンド」。小さなカバーみたいなこの製品をスマートフォンの背面に粘着シートで貼り付けて、折って形を作ることで、スマートフォンを自立させるスタンドになるというものだ。

オリガミスタンド

裏側には粘着テープ。フィルムをはがしてスマートフォンに貼り付ける

こんな感じで装着。偶然にも指紋センサーをよけてくれた

貼り付けただけの状態ならかなり薄く、スマートフォンの使い勝手も変わらない

　これが、ちょうどうまい具合にスマートフォンの影に隠れるので、正面はもちろん、少し左右から狙いをつけてもスタンドを視界に入れずに写真撮影できる。浮いているかのようなスタイリッシュなスマートフォンの外観写真を撮り放題というわけだ。スタンドをスマートフォンからはがしても粘着力はそれほど落ちないので、別の新しい機種を撮影するときにも使える。多少粘着力が弱くなったとしても、筆者としては撮影の間だけもてばいいので問題なし。

さっそく立たせてみる。これを正面から撮影すると……

スタンドが見えない！

ここまで角度をつけて撮ってもまだ見えない

さらに横に回ってようやくスタンドの存在に気がつく

　スタンドの折り方によってスマートフォンの設置角度を変えることができ、縦置きにも横置きにもできるから、使い勝手としてもバッチリ。ちなみにこのスタンド、マグネットを内蔵しているので、スマートフォンごと金属に簡単に貼り付けることも可能になっている。お風呂やキッチンなどでも便利に使えそうだ。

折り方を変えると……

傾き度合いが変わる

画面側に貼り付ければスマートフォンの背面も美しく撮れる

横置きも可能

マグネット内蔵なので金属に貼り付けられる。別のスマートフォンをモニターアームに貼り付けてみた。仮想デュアルディスプレイ的な感じ？