着脱自在、寝転がった状態でKindleで読書を楽しむためのハンドストラップ

Kindle Paperwhiteに本製品を取り付けて使用しているところ

　片手で扱える手軽なサイズが特徴の読書端末「Kindle」だが、寝転がった状態で使おうとすると、やや持ちにくいのが難点だ。なかでも「Kindle Paperwhite」のように、タッチ操作に特化されていてページめくりボタンがない機種は、本体を支えているのと同じ手で画面をタップしてページをめくるというのは、寝転がった状態ではかなり難しい。

　こうした場合の解決策としてぴったりなのが、今回紹介するようなハンドストラップを用いる方法だ。これらを端末の上下に引っ掛けるようにして取り付け、背面から指を通して本体を支えれば、寝転がった状態でも安定してページめくりの操作が行える。

背面から見た状態。指1～2本を通して背面から支える構造

製品本体。フックで端末に引っ掛ける仕組み。スタンドとしても使えるとの説明もあるが、材質上あまり期待しないほうがよい

指は最大で2本くらい通せる。通常は1本指を通して支えれば十分だ

　Kindleは専用の保護ケースも多数市販されており、その中には本製品のように指を差し込んで支えられる製品もあるが、重量が数十g単位で増してしまうのがネックだ。これ以外だとスマホ用のリングを使う方法も考えられるが、製品背面に粘着テープで固定するため、ベストなポジションを探しているうちに粘着面が弱くなってしまうなどのデメリットがある。

取り付けた状態。バンドに一定の張りを持たせる必要があるため実質6型のデバイス専用だ

フックで固定するので粘着テープなどは必要なく、取り外すのも容易だ

使用中の状態。このまま寝転がっても問題なく利用できる

　今回の製品は、本体にフックで引っ掛けるだけなので手軽なことはもちろん、本体も軽量、かつ位置を調整するのも容易だ。バンドの長さを調節できないため、実質的に6型の端末専用となることだけ注意しておけば、本体を買い替えても使い回しが効く。複数の端末を併用している場合に、その日使う端末に合わせて付け替えられるのも利点だろう。

正面から見たところ。タップやスワイプなどの操作も安定して行える

現行のモデルに取り付けて試してみた。6型のKindle Voyageは問題なく使用できる

　購入する時点では、人差し指から小指まで4本の指を全て通すことができず、せいぜい2本程度しか指が通せないのが不安材料だったのだが、実際に使ってみると、1～2本の指だけでまったく問題なく支えられることが分かり、以来愛用している。Kindleを始めとする6型クラスのデバイスを所有している人は、ひとつ持っておくと使い回せて重宝するアイテムだ。

7型のKindle Oasisは厚みのあるグリップ部分に取り付ける。中央に取り付ければ電源ボタンおよびUSBポートにも干渉しない

旧モデルながら隠れた名機であるタブレット、Fire 6にも利用できる

7.9型のiPad miniにもこのように取り付けられるが、横向きゆえ、やや不安定だ。ちなみに縦向きだとバンドの長さが足りず取り付けられない