本日の一品

タイプライターがモチーフの無線/有線キーボード「Lofree」

タイプライターがモチーフの無線/有線メカニカルキーボード「Lofree」

 なんでも言ってはみるもので、筆者がモバイルキーボード収集を趣味にしていると言い続けて早数年になった。周囲からは「こんなのあるけど知ってる?」といったような情報を教えてもらえるようになってきた。ありがたい限りである。普段は持ち運びやすいものばかり収集しているので、目が行くのは小型のものばかりだが、使い勝手のことを考えると大きめのものに分がある事は分かっているものの、自分のアンテナにはひっかかりづらい。そんな中、持ち運びしにくくなるものの、その分高性能なキーボードの情報を教えていただいた。それが「Lofree」だ。

 フリーウェイから発売されている「Lofree」はBluetoothでパソコン・スマートフォンと接続するキーボードだ。USB接続でも使用できるため、純粋なモバイルキーボードとは言えないかもしれないが、ボリュームコントロールなどスマートフォンの操作キーも割り当てられており、パソコン・モバイルの両面で活躍できる仕様となっている。

側面に電源スイッチと、キーバインド切り替えスイッチ、有線接続/充電用のUSBポートがある
一部機能はキーの手前に印刷されている

 とはいえ、特徴的なのはその見た目だろう。円形の独立したキーはタイプライターの形状をモチーフに作られている。打鍵感もタイプライターに近づけるためメカニカル式を採用。Gateron社製の青軸スイッチを使っているため、カチャカチャと心地よい音でタイプできる。Gateron社のスイッチを採用したキーボードは初めて使うが、押下時の抵抗感がちょうどよく、快適にタイプできる印象だ。Enterと左Shiftはスイッチを2つ使っており、他のキーに比べやや重めで入力時のアクセントになっているのも面白い。

Gateron社製の青軸スイッチを採用。適度な押下感に、心地いい音が響く
使用時はLEDでキートップが光る。実際は写真ほど派手ではなく、控え目な光量だ

 幅約39cm×奥行き15cmと、フルキーボードに比べればコンパクトなものの、重さは約819gとずっしりしているため、やはり据え置きでの使用がメインとなる。大きめのゴム足を採用し、4000mAhのバッテリーを内蔵していることもあり、机の上では微動だにせず、安定したタイピングが望める。文章のライティングだけでなく、本格的なプログラミングにも耐えうるだろう。

製品名販売元販売価格
LofreeFREEWAY1万6800円