本日の一品
MacBookのトラックパッドを進化させる、ただの薄い板
2017年11月15日 06:00
MacBook Proを使っている筆者。トラックパッドの範囲が広いせいか、キーボードでガシガシ入力している最中に不意にトラックパッドが反応することがある。WebブラウザのGmailに一瞬で切り替わってショートカットキーが働くと大惨事だ。そうなる度に「ア゛ーーーー」っとうめき声をあげている。
この誤操作をなんとか減らせないものか。トラックパッドの感度を低くしても改善されないので、物理的に何かを貼り付ければいいのかもしれない。そんな時に出会ったのが、スタイリッシュにトラックパッドを覆う「Nums」。本来はそういう「トラックパッドの感度を下げる」用途のアイテムではないのだが、Kickstarterで見つけてソッコーで購入したら、思いがけずものすごく便利だった。
このNums、見た目はただの透明の薄い板。表面には数字や記号が描かれていて、これをMacBookのトラックパッドに貼り付ければ、なんとトラックパッドがあっという間に電卓に早変わり! というアイテムだ。マジで!? こんな薄くて透明で、何かのデバイスが入っているようにも見えないこんな板が、なぜ電卓になるんだ!? と疑問に思う人もいるだろう。
そう、実はこれ、紛れもなくただの薄い板。これ自体が何かの機能をもっているわけではない。macOS用のコンパニオンアプリと組み合わせることで、Nums表面の文字や記号を目安に操作できるため、コンパニオンアプリの機能を(視覚的に)使いやすくなる、というもの。いわばプレースホルダーの役割しかもっていない板なのだ。40ドルという価格は、つまるところコンパニオンアプリの値段、とも言える。
コンパニオンアプリを常駐させておくことで利用できる機能は大きく分けて3種類。1つは、トラックパッドの左上外側から内側にスワイプすることで「数字モード」になって電卓が起動し、Numsに描かれている数字や記号の箇所をタップすることで計算式を入力できるというもの。MacBookシリーズは独立したテンキーを備えていないが、Numsがあればトラックパッドがその代わりになるわけだ。
次の機能は、トラックパッド左外側から内側にスワイプすることで、独自のランチャー機能が立ち上がるというもの。そのままスワイプし続けて、アプリ名が表示されているマスで指を離すと、そのアプリが起動する。いちいち画面端にあるDockまでマウスカーソルを移動しなくても、最小限の操作でアプリを起動できるのはなかなか快適だ。
最後はトラックパッド右下外側から内側にスワイプすることで、アクティブなウィンドウをフルスクリーン化できるというもの。全てのアプリで動作するわけではないようだが、これもいちいちマウスカーソルをウィンドウ左上の小さいフルスクリーンボタンに移動する必要がないので、楽ちんだ。
何度も言うようにNumsはあくまでも薄い板なので、本体はどちらかというとコンパニオンアプリの方。板が変わることはないけれど、アプリが今後どんどんバージョンアップして新しい機能が追加されれば、トラックパッドもどんどん進化していくことになるはず。ただの薄い板とはいえ、将来性を考えるとただ者じゃないデバイスなのだ。
ちなみに、Numsを貼り付けてもトラックパッドの感度は変わったようには感じられないので、筆者が思い描いていた当初の目論見は達成できず。むしろ感度が変わらないほうがいいという人の方が多いと思うので、そういう意味では安心だ。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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Nums | Luckey | 40ドル(通常価格46ドル) |