本日の一品

高速充電! ファーウェイユーザー必携のモバイルバッテリー「Tronsmart Edge 20000」

Tronsmartのバッテリーを気に入っていたので、2台目も購入しました。今度は2万mAhの大容量!

 筆者のお気に入りのモバイルバッテリーはTronsmartの「Presto10000」というモデルなのですが、先日、同じメーカーの新機種「Edge 20000」も購入しました。

 Tronsmartのモバイルバッテリーを気に入っている理由はふたつあります。そのひとつは充電技術。クアルコムの「Quick Charge 3.0(QC3.0)」とファーウェイの「Fast Charging Protocol(FCP)」という2つの急速充電技術に対応しているのです。もうひとつの理由はデザイン。つや消しブラックのボディがカッコいいんですよね。

手前緑色のポートがQC・FCP対応の急速充電用のポートです。その奥は、入力用のmicroUSB、入出力兼用のType-C、さらに奥に急速充電ではないUSB充電ポートがあります

 筆者は、トリニティの「NuAns NEO [reloaded]」と、ファーウェイの「honor 8」という2台持ちで、外出先でも用途によって使い分けているのですが、特にhonor 8は内蔵バッテリーが小さいせいか電池の消耗が激しかったりします。そこで、ありがたいのが、このバッテリーのFCP対応なのです。

 FCPは、ファーウェイ独自の高速充電技術で、日本発売のスマートフォンでは「honor 8」や「HUAWEI P10」、「HUAWEI Mate 9」などが対応しています。原理としては充電の際に昇圧することで充電速度を向上させるという、Quick Charge 2.0に近い方法なのですが、特にスマートフォンのバッテリー残量が少ないときなどは、ありがたく感じます。ちなみに、P10やMate 9は「Smart Charge Protocol(SCP)」というさらに新しい急速充電方式も利用できます。

Huawei honor 8の充電中。9Vの電圧がかかっているのがわかります
左下、ちょっと小さい表示ですが、honor 8の画面に「急速充電中」の文字が

 先日、honor 8を充電するのを忘れていたのを思い出し、空港へ行くバスの中で「Edge 20000」を使ったのですが、「急速充電中」の表示と共にぐんぐんバッテリーの残容量がグングン上がって行き、ホッとしました。NuAns NEO [reloaded]も、QC3.0に対応しているので、両対応という点もうれしかったり。こっちは電池容量が元々大きいのでなかなかモバイルバッテリーの出番はないのですが。

 「Edge 20000」の出力は3ポートで、QC3.0/FCP対応の1ポートと、VoltIQというTronsmart独自の最適充電化技術(最大5V/2.4A)に対応するポート、USB Type-Cポート(5V/3A)という構成。USB Type-Cポートは入力にも利用可能です。最近は、スマートフォンの充電用にUSB A-Type Cケーブルしか持っていかないことも多いので、Type-CポートでEdge自体の充電ができるのはありがたい限りです。これで、私も、ケーブルはType-C一本勝負……とまでは、ちょっとまだ無理だと思いますが(携帯以外にmicroUSB採用機がまだまだ多いんですよね。デジカメ、タブレットとか)。

Presto 10000と厚みを比べてみました。Edge 20000は相応に重いです。厚みも倍以上ありますね。

 ただ、弱点もこの機種にもいくつかあります。それはちょっと重いこと。395.5gグラムもあります。当たり前なのですが、電池容量が半分だの「Presto10000」に比べるとほぼ倍ですから、ずっしり感じます。2万mAhも容量があることを考えれば普通か、少し重い程度なんですけどね。

 あとは、添付のマニュアルに日本語版をつけてほしいな、とは思いました。モバイルバッテリーですので、使い方も簡単で、マニュアルを読むことはほとんどないかもしれませんが、筆者は最初「このType-Cって出力だけ? 入力にも使えるの?」と一瞬迷いました。

 とはいえ、このTronsmartの「Presto10000」と「Edge 20000」、ファーウェイユーザーには本当にオススメですよ。充電中に思わず「速い!」とつぶやいてしまうくらい、ぐんぐん充電表示が増えていきますから。

製品名販売元購入価格
Tronsmart Edge 20000Shenzhen Value in Action Technology(Tronsmart)3999円