本日の一品
コネクター差し替えでマルチに使える、Type-Cにも対応した4WAY USBケーブル
2017年10月24日 06:00
リバーシブル仕様の新しいUSBコネクターであるUSB Type-Cは、パソコンはもちろんスマホでも徐々に普及が進みつつある。もっとも今はまだ普及は始まったばかりで、手元に複数のデバイスがある場合、ひとつがType-C、残りはすべて従来のmicroB(microUSB)、ということも多い。それゆえ、外出時や旅行時に持ち運ぶケーブルは、両方を用意しなくてはいけない場合がほとんどだ。
こうした場合、コネクターを差し替えることで複数の規格に対応できるケーブルを1本持っておくと、何かにつけて重宝する。今回紹介するミヨシの「USB Type-C 搭載 4in1変形モバイルケーブル」は、両方のコネクターを差し替えることで4通りの使い方ができる製品だ。
片方のコネクターはStandard-Aコネクターで、差し替えによりType-Cコネクターにもなる。もう一つはのコネクターはmicroBコネクターで、差し替えによりType-Cコネクターにもなる。これにより、2×2で4通りの使い方ができるというわけだ。
一般的に、両端がUSB Type-Cコネクターのケーブルは、内蔵のチップによって給電側と充電側を判定しているが、本製品はもっとシンプルに、Standard-Aコネクターのある側(オレンジ色のコネクター)が給電側、microBコネクターのある側(青色のコネクター)が充電側とみなされる。A-Cケーブルに変換アダプターを追加したような構造ゆえ、このような仕組みにならざるを得ないのだろう。
テスターで調べた限りでは、A-Cケーブルに必須とされる56kΩ抵抗もきちんと内蔵しているが、上記のような設計ゆえ、両端Type-Cのケーブルとして使う場合はうっかり指し間違えないようにだけ注意したい。試しに逆向きに挿してみたところ給電は行われなかったので、逆方向に電力を供給しようとして機器が壊れるなどの心配はなさそうだが、つないだはずが充電できていなかったということは容易に起こりうるからだ。
また、ケーブル規格はUSB 2.0なので速度面でのメリットも特にない。とは言え、給電側がStandard-AとType-C、充電側がmicroBとType-Cという状況は下手をすれば数年は続くと考えられるだけに、外出時や旅行時に最小限の荷物で乗り切るにあたり、1つ持っておくとしばらくは重宝する製品だと言えそうだ。
製品名 | 販売元 | 価格 |
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SCB-4T10 | ミヨシ | 2240円 |