本日の一品

どこでも補給できるボトルを持ち歩こう「BRITA fill&go」

「fill&go」(右)。太さは500mlペットボトルと大して変わらないが、背の高さが結構違うので、バックパックの横ポケットに入れるつもりなら、深さに注意した方がいい

 雨が多かったとは言え、今年も暑い日が続いており、外出時には注意が必要なのは相変わらずだ。外出の際には水分を持ち歩くようにしており、ステンレス製の500mlの水筒が活躍している。ただ、500mlでは足りないことも多いのでそこらの水道でも補給できるボトルがほしいと思っていた。常温なのは気にしないが、水道によってはカルキ臭さを感じるところもあり、そこを緩和できたらいいなと思っていた。そこで見つけたのが浄水器で有名なブリタの「fill&go」だ。

商品パッケージ。ちょうどフィルターが1つおまけで付いてくるパッケージが販売されていたのでそちらにした

 ブリタの浄水器はすでに使っており、その浄水能力は信頼している。ただし、「fill&go」はブリタの卓上の浄水器と違い、溜め置かずに飲むときにフィルターを通すタイプ。それほどの浄水能力は期待できないだろうということは想像が付いた。とはいえ、カルキ臭が取れるくらいは期待してもいいだろうと購入したのだった。

 最初の印象は、結構たくさん入りそうだなというものだった。500mlのペットボトルより少し大きいくらいのサイズで600ml入る。保温の仕組みがないので、大きさがほぼそのまま容量になるわけだが、ペットボトルと違い、円柱状で広口なのでたくさん入るという印象を受けたのだった。

 肝心の浄水能力は、そのまま飲むとカルキ臭を感じる水道水でも「fill&go」を使って飲むとカルキ臭を感じなくなったので、期待していた効果は確かにあった。最近は水道水そのものも飲みやすくなっているので、このフィルターでも十分と思う。

フタを開けた状態。筆者の個体ではフタはあまりしっかり閉じないようで、カバンなどから取り出す時に開いてしまう

 実際に使ってみていくつかわかった点があったので、すでに買った人で困っている人にも向けて書いておこう。まず、使用開始時にはフィルターを1分ほど水に浸す必要があるが、筆者はボトルに水を入れた状態でフタをしてひっくり返して置いておくことで代用している。水漏れしたことはないが、その間置くのは念のため台所のシンクの中だ。

飲み口を外した状態。こうしてフィルターをセットする
フィルター拡大。厚みは5mm程度ある

 もちろん、通常運搬時はフタを上にして運んでいる。また水が空気と一緒に飲み口から出てきてしまう事があって困っていたのだが、ボトルは水平にすれば水だけで出てくるようだ。空気が出てくるからとボトルを垂直にすればするほど、状況は悪化するのだった。

飲み口を引き出してひっくり返しても水は出てこない。飲み口から吸えば出てくる。飲み口は手を使ってを引っ張り出すより(行儀は悪いが)噛んで引っ張るほうが手っ取り早いだろう

 今まで使っていたステンレスボトルは保温効果が非常に高く、出かける時に入れた冷たい水が何時間経っても冷たいままなのは大変すばらしい。しかし、ガブガブ飲むとあっという間になくなってしまうので、補給のためにペットボトルを買ったり、水道から足したりしていていると、保温効果のメリットをあまり得られていなかった。

 そんな筆者のような状況なら、容量の割にかさばらない「fill&go」が活用できそうだ。水道水でもいいので、容量を気にせずガブガブ飲みたいという人には特にお勧めしたい一品だ。

製品名販売元参考価格
BRITA fill&goブリタ2354円