本日の一品
縦折りでメガネケースサイズ、小型軽量なBluetoothキーボード
2017年8月24日 06:00
本コーナーにてモバイルキーボードを紹介する機会が増え、蒐集家としては嬉しい悲鳴を上げる毎日である。そんな中、界隈で目にすることが多いのが、スリーイーホールディングスの製品。当欄のみならず、スタパトロニクスmobileでも同社の製品が取り上げられているので、目にしたことがある事も多いと思う。最近、実用性の高いモバイルキーボードを多数発売している企業だ。今回紹介するキーボードも同社の製品で、モバイル性を重視した“縦折り”のBluetoothキーボードだ。
「Plier」は、Blurtooth接続のモバイルキーボードで、iOS/Android/Windowsに対応している。3台までのマルチペアリング、モバイルOS対応の各種ショートカットキー、端末を立てかけるスタンド、内蔵バッテリーで約50時間動作するなど、昨今のモバイルキーボード製品としては標準的とも言える各種機能に対応している。
最大の特徴はサイズだ。折りたたみ方法としては珍しい、縦折り式を採用している。本体中央の蝶番で、縦方向に折りたたむようにできている。たたんでも横方向の長さは変化しないが、縦の長さは短くなり、小型のメガネケースくらいのサイズになる。折りたたんだ状態で横×縦の長さは約20×5cmだ。重さは約164gと軽量で、携帯性はかなり高い。また、パールホワイトホワイト、ブラック、ブルーという3色のカラーバリエーションがあるのも特徴だ。
実際にタイプしてみると、左右方向に窮屈さはあるものの、おおむねタイプ感は良好だ。キーストロークこそ浅くて押下感は薄いものの、ブラインドタッチできるようになるまでにさほど時間はかからない。キートップには各OSに対応する記号類が色を分けて印刷されているので、端末を変えても記号入力に戸惑うことがない。
若干気になるのは、こだわりのdelete/backspaceキー独立搭載だろうか。モバイルキーボードでは、キー数節約のためdeleteキーが省略されがちだが、この製品では両方のキーが採用されている。そのこだわりのおかげで、「かっこ」の入力キーがスペースキーの右という、かなり不自然な位置に追いやられている。とはいえ、そこにさえ慣れてしまえば入力感自体は快適だ。ちょっとカバンの中に忍ばせるには最適なモバイルキーボードと言えるだろう。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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Bluetooth Keyboard Plier 2つ折りタイプ | スリーイーホールディングス | 5700円 |