本日の一品

コネクターがパカっとトランスフォームするパソコン/Android両対応マウス

 変な、もとい“イカした”変わりダネ製品が売ってるなぁと思ったら、用途などを考えず、衝動的につい買ってしまうことがある。

 今回の「折畳コネクタ巻取収納 3ボタン Blue LEDマウス」(MUS-UKT122)もそうだ。至ってフツーの有線の光学式マウスに見えるのだが、USB AコネクターがmicroUSBコネクターに変形するギミックがあると気付いた時には、いつの間にか会計を済ませていた。

「折畳コネクタ巻取収納 3ボタン Blue LEDマウス」

 本製品の最大の特徴は先述の通り、変形するUSB A/microUSBコネクターを搭載している点。パソコンにそのまま差し込めるUSB Aコネクターの先端持ち上げるように開くと、中からmicroUSBコネクターが現れる。変換アダプターなどを使わずにパソコンとAndroidデバイスの両方に接続できるというわけだ。microUSBの変換アダプターは小さく、よくなくしてしまいがち(経験済み)なので、このような仕組みは面白いうえに実用的でもある。

何の変哲もないUSB Aコネクターに見えるが……
中からmicroUSBコネクターが出現!

 それならBluetoothなんかのワイヤレスマウスの方が便利じゃないかと思われるかもしれないが、デバイスのポートに接続すると動作するのがデメリットのように見えて最大の利点だと考える。ワイヤレス接続の設定やペアリングの手間はないし、デバイス側から給電するので電池も不要。やっぱりサクッと使える手軽さはうれしい。

本体の大きさは55×85×34mmで小さめ。重さは58g
Androidデバイスに直に接続して使える
タブレットに接続すると、なんとなく見た目は良い
もちろんパソコンにも接続OK

 コネクター部分を含めたケーブルは巻き取り式で、本体底面に収納可能。バッグやリュックにしまっておいたらケーブルが断線したり、絡まるなんてこともない。

コネクター部は収納可能

 ところで、マウスをAndroidデバイスと接続して何に使うんだ、と言う人もいるだろう。筆者も買ってからそれに気付いた。が、まずパッと思いついたのがWebサイトの閲覧だ。マウスホイールで画面をスムーズにスクロールできるので、長文のインタビュー記事や小説などを読む時に便利。マウスホイールが若干重く感じるが、指でスワイプするよりも断然楽ちんだし、右クリックは戻るボタンとして働くので、通常の閲覧操作ならマウスの方が早い。

マウスホイールを使えば快適にWebサイトを閲覧していける

 ゲームでも役に立つ、かもしれないと思った。というのも、この頃は暑くなってきたということもあるが、手が汗ばんで誤操作したり、タップ・スワイプなどに反応しなかったり、というトラブルがまれに発生するためだ。2カ所以上同時にタップするゲームは難しいが、指一本で遊べるアクション系ゲームなら効果的だろう。

 というわけで、何本かゲームをプレイしてみたが、そもそもマウスの左クリックをタップとして反応してくれないゲームが大半で、ちょっと残念。一方で、クリックに反応するゲームも少し見つけることができ、いつもと勝手が違うため少々慣れは必要ながら思ったより遊びやすかった。ハイスコア更新も狙えそうなポテンシャルを秘めている。

ゲームはクリックに反応しないタイトルも多いが、シンプルなアクションゲームはマウスでのプレイに向いている

 その他には、Androidデバイスのディスプレイが割れてタッチに反応しにくくなった際、緊急的な措置としてマウスが活躍してくれるに違いない。勢いとノリだけで買ってみたけれど、なかなか役に立つ(役に立ちそうな)一品であった。

製品名販売元購入価格
折畳コネクタ巻取収納 3ボタン Blue LEDマウスナカバヤシ2380円