本日の一品

機種を問わず取付可能、スマホを衝撃から保護する「シリコンバンパー」

 所有しているスマホがあまりメジャーな製品でなかったり、あるいは発売直後でまだ市場に出回っていないスマホなどでは、保護ケースを購入しようにも適合する製品自体が存在しない場合がある。こうした場合に便利な製品として、上海問屋が販売している「シリコンバンパー」を紹介しよう。

上海問屋の「シリコンバンパー」。巨大な輪ゴムといった外観

 言うなれば「巨大な輪ゴム」である本製品のメリットは、4~5インチ前後のスマートフォンであれば実質的に機種を問わず対応することだ。専用の保護ケースやバンパーがないマイナーな製品を使っている人にとっては、汎用的に使える本製品は新たな選択肢として注目に値するだろう。199円と安価なのも利点だ。

パッケージは無地。イエローをはじめ5色をラインナップしている。ブラックはあるもののホワイトがないのがやや残念
幅は11mmとそこそこ広い。両サイドは内側に折り返されている

 シリコンゴム製の本体は弾力性があるため落下時の衝撃を和らげられるほか、幅が11mmとやや広いため装着したままデスク上に置いても画面および背面が若干浮いた状態になり、擦り傷がつくこともない。滑り止めの効果もあるため、手に持った際や、車のダッシュボードに置いた場合など、落下を防止するのにも重宝するだろう。

4型のiPhone SEに装着しているところ。引っ張って取り付ける
装着完了。フィット感はかなり高い

 一方、デメリットもある。ひとつは、側面を丸ごと覆ってしまうため、取り付けたままではケーブルを着脱できず、充電などの際には取り外しが必要になることだ。せめて1カ所だけでもケーブル径に見合った穴が開いていればよかったのだろうが、安価な製品ということもあり、加工のコスト的に難しいであろうことは容易に想像できる。製品ページには「必要であればイヤホンジャック用に穴を空けることも簡単」とされているが、強度とのトレードオフになるため、無理はしないほうがよいだろう。

iPhone SEだと表裏ともに1~2mm前後の段差ができるので、画面もしくは背面が直接デスク上などに触れることがない
USBケーブルやイヤホンジャックなどを通せる穴は開いていないので注意
ストラップ穴が用意されている

 もうひとつ、弾力のあるシリコンを思い切り引き伸ばして取り付ける構造ゆえ、うっかり外れてしまうとスマートフォンが勢いをつけて飛び出したりと、思わぬ事故につながりかねないことだ。保護する目的で装着していたのに、取り外す際にうっかり手が滑ってスマホがあらぬ方向に飛び出して……となると本末転倒だ。本製品にはストラップを取り付けることも可能だが、こうして外れる確率が高くなることを考えると、少なくともストラップの側を持って引っ張る使い方は避けたほうがよい。

こちらは5型のMADOSMAに装着しているところ。もう少し大きいサイズまで対応とされているが、せいぜい5.5型くらいまでだろう

 といった具合に、デメリットには十分注意する必要があるが、専用の保護ケースやバンパーが用意されていないスマホについては、機種を問わず使える本製品の利点は大きく、199円という価格も考慮して、手元に一つ持っておくと重宝する機会は多そうだ。スマホに限らずモバイルバッテリーやポータブルHDDなど、形状が近い製品でも利用できるので、思わぬ用途が見つかるかもしれない。カラーも5色から選択できるので、お気に入りのカラーを手元に用意しておいてはいかがだろう。

製品名販売元購入価格
シリコンバンパー(DN-12652)上海問屋(ドスパラ)199円(税込)