てっぱんアプリ!
スマホに手を伸ばさずパソコン上で完結。「Windows にリンク」がさらに進化
2022年5月20日 00:01
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
スマホがそばにあると通知が気になって仕事がはかどらない。だからといって大事な連絡を無視するわけにもいかないから、遠ざけるのも不都合だ。一方で、オフィスでスマホをいじっていると仕事をサボっていると思われる、なんて心配もあるかもしれない。どうせならパソコンの画面上でスマホ側の情報表示や操作もできればいいのに……という人におすすめしたいのが「Windows にリンク」だ。
スマホの画像閲覧・コピー、通知やSMSの表示など多彩な連携
「Windows にリンク」は、WindowsパソコンとAndroidスマートフォンを連携するためのツール。スマホに本アプリをインストールし、パソコン側でMicrosoft Storeから入手できる「スマホ連携リンク」というアプリをインストールしてから、同じMicrosoftアカウントでログインすることで、パソコンとスマホの連携が可能になる。
最初のリリースからすでに数年たっており、この間にさまざまな機能アップが図られてきている。スマホに保存している直近25枚の画像を閲覧する機能(現在は2,000枚に拡張済み)や、スマホへのプッシュ通知をパソコン上に表示する機能が利用でき、さらにはパソコン側からの操作でスマホを使って電話をかけたり、着信を受けたりする機能もある。
最近も、細かいところながらさらに機能追加され、パソコンからスマホをリモート操作できる範囲が広がった。これにより、いちいちスマホに手を伸ばさずに済む場面が増えている。
各種機能のオンオフ、遠隔操作が地味ながらも便利
まず、スマホのBluetooth機能のオンオフや、マナーモードのオンオフ、高度なサイレントモード(高度なマナーモード)のオンオフを切り替えられるようになったのがポイント。Bluetoothについては、パソコンから電話の発信・通話操作の連携をするのにオンにしておく必要があるため、普段はオフにしているような人に役に立つ。通話の連携が不要ならオフにしておけばバッテリーの節約にもなるだろう。
マナーモードのオンオフは、仕事中でも時間帯によっては通知音や着信音を鳴らしたいとき・鳴らしたくないときがあるはずで、その都度素早く切り替えられるのが便利だ。また、高度なサイレントモードは、たとえば特定の人からの着信や特定のアプリ・アラームの通知だけを許可するときに使うものだが、通常、スマホの設定画面の深い階層にアクセスしないとオンオフを切り替えられないため、クリック一発でそれが可能になるのは大きい。
加えて、スマホで再生しているメディアプレーヤーの制御もパソコン上から可能になっている。再生中の楽曲のタイトルやジャケット画像のほか、再生・一時停止・スキップボタンが「スマホ連携リンク」のアプリ画面内に表示され、それらのボタンクリックで操作できる。対応するのはスマホの通知領域に各種コントロールを表示するメディアプレーヤーの一部に限られるが、ヘッドフォンで音楽を聞きながら仕事するときに活躍してくれるはずだ。