てっぱんアプリ!
Googleが買収した「pring」はどんなアプリ? どんな風に使える?
2021年8月6日 00:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
2021年7月に、Googleが買収したとして一躍注目の的となったアプリ「pring」。一般的な電子マネーとは異なる、お金の支払いや送り合いが簡単にできるアプリだが、実際のところどんな風に使えるアプリなのか、あらためて見ていきたい。
初期登録作業は厳格ながら、その後の送金はスピーディ
「pring」は、お金の電子的なやりとりが容易に行なえる送金アプリ。個人がもつ銀行口座にひもづけて、その銀行口座からpringにチャージしたうえで、お店での支払いや個人間のお金の送り合いができるようになるというものだ。
利用するにはまずユーザー登録が必要で、その際の本人確認の作業はかなり念入りに行なわれる。本人であることを証明する書類は、たとえば運転免許証だと角度を変えて何度か撮影し、あわせて自撮り写真も数枚送信する必要がある。
しかし、最初の登録作業が厳密に行なわれる分、その後の銀行口座からのチャージや送金にかかる手間は最小限で、処理はスピーディ。一部の金融機関を除き、チャージ時の手数料は何度でも無料で、口座に戻す際の手数料も月1回は無料だ。お店での支払いは画面表示したQRコードを会計レジで提示するだけで完了し、他のコード決済と同様の軽快な使い勝手を実現している。
チャット風の画面で友人・家族間の少額送金が簡単
個人間の送金にも利用できる。最低1円からの少額にも対応し、あらかじめ登録した友人や家族など他のユーザーとの間で、チャット風の画面でメッセージをやりとりしながら、一切の手数料なしで指定金額を送受信可能。電子マネーで支払った食事代金を割り勘するときや、ちょっとした手間賃を友人に渡したいようなときに便利だろう。
銀行口座の残高からチャージして使うという手順になるので、クレジットカードから引き落とされる電子マネーと違って、使いすぎないというメリットがある。どこのお店でpringが使えるのか、という情報が少ないのはネックだが、大手コンビニのローソンやファミリーマート、その他多くの飲食店などが対応している。Googleの買収によって活用シーンのさらなる広がりに期待できそうだ。