てっぱんアプリ!
字幕機能が便利! Twitterの音声チャット「スペース」
2021年5月14日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: Twitter
開発者: Twitter, Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 13.4 以降、Android OS
カテゴリ: ソーシャル
Clubhouseを発端に注目度が高まっている音声チャット。対抗して、Facebookなども音声チャットサービスを検討していると言われている。そんななかTwitterが「スペース」という音声チャット機能を実装した。現在のところはiOSだけでなくAndroidでも利用できるというアドバンテージがあるが、どんな機能なのか見てみよう。
音声チャットには誰でも参加可能。ただし開設はフォロワー600人以上のユーザーのみ
リアルタイム音声チャット機能としてリリースされた「スペース」は、独立したアプリではなく、従来のTwitterアプリ内に追加された形になっている。Twitterのユーザーなら全員がスペースのチャットに参加できるが、2021年5月現在は600人以上のフォロワーをもつユーザーのみがスペースを開設できるという限定リリース的な段階だ。
Clubhouseと同様に、スペースのホストとなるユーザー、もしくは「発言者」として設定・許可されたユーザーが会話に加わることができ、それ以外のユーザーは「リスナー」として聴取のみが可能な仕組み。スペースを開始するときはタイトルを設定した後、ダイレクトメッセージや自分のタイムラインに投稿するなどして他のユーザーを招待することができる。現在のところは開設したスペースへのアクセスを制限する設定はなく、URLを知っている人なら誰でも参加できるようだ。
日本語対応で認識精度も高いキャプション機能
音声チャットは遅延が少なく、電話しているときのように違和感なく会話できる。音質はClubhouseと比べて高いとは言えないものの、互いにしゃべっている内容はしっかり聞き取ることができ、スムーズにコミュニケーションできる。ややノイズが乗りやすいところがあるようなので、端末やヘッドセットのマイクに触れたり、背景音が入ったりしないようにする気遣いが必要かもしれない。
最も特徴的なのは「キャプション」機能だ。設定メニューでキャプション機能をオンにすると、発言した内容がリアルタイムにテキスト化され画面に表示される。日本語にも対応しており、認識精度も高く、誰が何を話しているのか、画面を見ているだけでもある程度理解できるだろう。聴力が弱い方だけでなく、端末のスピーカーをオフにしたままスペースをちょっと覗いてみたい、という人にとっても便利だ。
スペースの表示は最小化することもできるので、参加しながらタイムラインを眺めたり、投稿したりするのも普段通り行なえる。いずれ全ユーザーがスペースを開設できるようになれば、友人やフォロワーとの気軽な連絡やおしゃべりに大いに活用できるのではないだろうか。