てっぱんアプリ!
大幅に“スマホアプリ”らしくなった「モバイルSuica」。どんな使い勝手に?
2021年3月26日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: モバイルSuica
開発者: 東日本旅客鉄道株式会社
価格: 無料
対応OS: iOS 13.0 以降、Android 5.0 以上
カテゴリ: ファイナンス
2011年にスマートフォンでのサービスが開始し、以来大きなアップデートのなかった「モバイルSuica」が、ついに10年の時を経て「スマートフォンアプリらしい」見た目にリニューアルした。ブラッシュアップされた「モバイルSuica」をさっそくチェックしてみよう。
フィーチャーフォン風から一気に現代的なインターフェースに
国内ではフィーチャーフォン時代から、携帯電話で使える電子マネーの先駆け的存在として最も大きなシェアを誇ってきた「モバイルSuica」。ただそれだけに、いち早くスタートしていたAndroid版アプリでは、フィーチャーフォンの名残を強く感じるインターフェースになっていた。トップ画面など、よく目にする部分の細かな変更はあったものの、スマートフォン時代に合わないUIが長年続いていた。
今回のリニューアルにより、そのAndroid版アプリのインターフェースががらりと変わり、現代的な見た目と操作性になった。起動直後のトップ画面は、発行済みモバイルSuicaの残高を表示する「Suica一覧」と、「お知らせ」の一覧、「会員メニュー」という3つのタブが用意され、使いたい機能に素早くアクセスできるようになった。
チャージの際には画面遷移がなくなり、従来のGoogle Payアプリ上でモバイルSuicaを利用しているときのような、少ない手間でチャージができるようになったのも大きな変化。登録済みのクレジットカードの他に、Google Payで利用している支払方法を直接選ぶことも可能になっている。
複数枚のモバイルSuica発行、モバイルPASMOとの共存が可能な機種が拡大
チャージ以外にも、定期券とSuica グリーン券の購入が可能なほか、新幹線の自由席にモバイルSuicaの電子マネー支払いで乗車できる「タッチでGO!新幹線」サービスの有効化もアプリ上から簡単に行なえる。電子マネーの利用履歴や、ECサイトの決済でモバイルSuicaを利用したときの履歴なども確認も可能だ。
また、複数枚のモバイルSuicaを発行、もしくはモバイルPASMOと共存して、1台の端末内で切り替えて利用できる機種が大幅に増えている。この切り替えは本アプリではなく「おサイフケータイ」アプリから操作する形になるので覚えておこう。従来通り、Google Pay側でもモバイルSuicaの発行やチャージはできるが、機能の多さなどを考えると、新しいモバイルSuicaアプリをこれまで以上に使いたくなりそうだ。