てっぱんアプリ!

Android、iOS、パソコン間で簡単にファイル交換できる「Send Anywhere」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇

アプリ名: Send Anywhere
開発者: Estmob Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 10.0 以降、Android 4.2 以上
カテゴリ: 仕事
ダウンロード:  iOS Android

 目の前にいる相手にサクッとファイルを送りたい。パソコンとすぐさまファイルを共有したい。そんなときに役立つのが「Send Anywhere」だ。Androidスマートフォン、iOS端末、パソコンの各デバイス間で素早くファイル交換してみよう。

異なる機器間で簡単にファイル交換できる「Send Anywhere」

Android~iPhone間、スマホ~パソコン間のファイル交換が可能

 「Send Anywhere」は、デバイス間のファイル交換を簡単にするアプリ。AndroidスマートフォンとiPhone/iPad、WindowsパソコンにmacOS搭載コンピューターと、大まかに4種類のプラットフォームに対応し、それぞれの機器間で写真や動画、文書ファイルなどをワイヤレスで交換できる。

 手順は、送りたい側からアプリでファイルを選択して「送信」し、画面に表示されるQRコードを受信したい側の端末のカメラで読み取る、もしくは同時に表示される6桁の数字を受信側端末で入力するだけ。相手がスマートフォンやiPhone/iPadであればQRコードを、パソコンであれば6桁の数字を使おう。Wi-Fi経由で送受信するため高速で、クラウドにデータを保管することもないから安心だ。

ファイルを選択し、画面右下の「送信」をタップ
QRコードと6桁の数字が表示される
iPhoneではカメラでQRコードを読み取るだけでファイルを受信
パソコンでは専用アプリケーションで6桁の数字を入力すれば同じように受信できる

複数人とのファイル共有も無料で10GBまで可能

 1対1のデバイス間のファイル交換だけでなく、複数人とファイル共有することも可能になっている。ユーザー登録してログインする必要はあるが、その後は送信したいファイルを指定して「リンク共有」を選ぶだけ。あとは生成されるURLを渡したい相手に教えてアクセスしてもらえばOKだ。

 リンク共有の場合はファイルを専用のクラウドストレージにアップロードする形になり、アップロードから48時間でリンクが無効になるという制限付き。ただ、無料ユーザーでも最大10GBまで、有料会員なら50GBまで利用でき、大容量データの交換にも大いに活躍するだろう。

 デバイス間、ユーザー間のファイルのやり取りにGoogle ドライブやDropbox、OneDriveなどのメジャーなクラウドストレージを利用している人も多いはず。でも、シチュエーションに合わせてSend Anywhereも併用することで、意外と前準備に手間がかかるファイル交換をさらに迅速にこなせるに違いない。

ファイルを指定したらサブメニューから「リンク共有」を選ぶ
ファイルがクラウドストレージにアップロードされ、共有用のリンクが生成される
iPhoneでリンクにアクセスしたところ。複数ファイルもまとめて一度にダウンロードできる