てっぱんアプリ!
「LINE」でもOCR。トークでやりとりする画像から文字抽出&翻訳
2019年5月17日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: LINE
開発者: LINE Corporation
価格: 無料
対応OS: iOS 10.0 以降、Android 4.4 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: iOS Android
「LINE」で相手から送られてきた資料。メモしたりカレンダーに登録したいけれど、写真なので書き写すのが大変……。そんなときに心強いOCR機能がLINEには用意されている。テキストを簡単に抽出できるこの機能を活用してみよう。
PC、Android、iOSのアプリでOCR機能が利用可能に
メッセージのやりとりやニュースの受信、電子マネーによる支払い機能など、さまざまな機能をもつ「LINE」。このなかで、友だちとのトーク中に送受信した画像から文字を抽出可能なOCR機能が追加された。以前からPC版やAndroid版に搭載されていたもので、最近になってiOS版でも対応し、これでLINEのほぼ全ユーザーがOCRを活用できるようになった。
利用方法は、まずトーク画面のメッセージ入力欄左側にあるカメラアイコンか画像アイコンをタップ。写真撮影の場合「OCR」を選んで撮影し、画像選択時は画面上部の「T」アイコンを押すだけ。少し待つとテキストとして認識された画像内の場所に枠が表示されるので、タップで1つ選択するか、ドラッグ操作で複数箇所を選択することで、クリップボードにコピーしたりメッセージ入力欄に挿入して送信したりできる。
テキストの抽出後は多言語への翻訳も可能
OCR機能は送信側のユーザーはもちろん、それを受信したユーザーも利用できる。送信側は実際に写真を送ることなく、その写真に含まれるテキストのみを抽出して送ることが可能。受信側は画像で送られてきたものでも必要な情報を手早くテキストで抽出して、メモやカレンダー登録などに活用できるだろう。
テキスト抽出の際は翻訳もできるようになっている。抽出されたテキストに対して翻訳処理を行うことで、元の抽出した文章とそれを翻訳した文章の2つを表示する。対応言語は、テキスト抽出時が日本語、英語、中国語、タイ語ほか6カ国語。抽出した日本語のテキストに対しては英語、韓国語、中国語に対応し、同じく英語のテキストに対しては日本語のほか10カ国語以上に対応する。送信側にとっても、受信側にとっても、外国語の資料画像の内容を苦労せずに把握できそうだ。