てっぱんアプリ!

実はPayPayアプリも可。QRコードで相手と手早くファイル交換する方法

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: QR Tools
開発者: Michael Kokoschka
価格: 無料
対応OS: Android 6.0 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: Android

 わずか10日間で幕を閉じてしまったものの、PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」で強く記憶に残ったQRコード決済。もともとQRコードはWebへの簡単なアクセスを可能にするツールとしても身近なものだったわけだけれど、これをクラウドストレージサービスと一緒に使ってみると、目の前にいる相手とのファイル交換もぐっと楽になる。その方法をチェックしてみよう。

QRコードの生成などが行なえる「QR Tools」

メールアドレスなどをやりとりせずにファイルを渡すには?

 クラウドストレージサービスでは、個々のファイルやフォルダごとにアクセス用のリンクを生成することで、知り合いとデータの受け渡しができる。ただ、そのリンクをやりとりするには、共有したい相手のメールアドレスがわかっていなければならず、わかっていたとしてもメールアドレスを入力するのは手間に感じる時もある。特に目の前にいる相手に直接その場で渡したいときは、メールなどを経由するのは回りくどい。

 そこで活用したいのがQRコードだ。ファイル交換用の特殊なアプリはもっていなくても、QRコードリーダーならインストールしている人は多いはずで、スムーズなやりとりが期待できる。ここでは「QR Tools」というQRコード生成アプリと、Dropboxを利用した方法を紹介したい。大まかな手順としては、Dropboxで生成したリンクをAndroidの「共有」機能で「QR Tools」と連携し、QRコードを生成。それを相手にQRコードリーダーで読み取ってもらう、という流れになる。

QRコードリーダーなら利用している人は多い。これをファイル交換に使うことができれば楽ちんだろう

QRコード読み取りはPayPayの「スキャン支払い」でもOK

 まずはDropboxにアップロードしている写真などから相手に渡したいファイル、フォルダを選択して、メニューから「共有」を選び「リンクを生成」をタップする。次に、表示される連携先アプリの一覧からQR Toolsを選ぶ。見つからなければ「すべて表示」で画面をスクロールして探そう。QR Toolsをタップすればリンクが入力された状態のQRコード生成画面に遷移するので、画面下部にある「GENERATE QR CODE」をタップしてQRコードを表示し、準備完了。相手にQRコードリーダーで読み取ってもらおう。

Dropboxで共有したいファイル右側の「…」をタップ
メニューから「共有」を選択
「リンクを生成」をタップ
連携先アプリが一覧表示。ここから「QR Tools」を選ぶ。見つからないときは「すべて表示」をタップ
「QR Tools」を選ぶとリンク先アドレスがあらかじめ入力された画面に。「GENERATE QR CODE」でQRコードが表示される
この画面を相手に見せてQRコードリーダーで読み取ってもらおう

 相手がQRコードリーダーをインストールしていることが前提となるが、実はPayPayアプリの「スキャン支払い」のQRコード読み取り機能を使えば、共有リンクのアクセス先であるWebサイトも問題なく閲覧できる。少なくとも相手がPayPayユーザーならすぐにファイル交換ができるというわけ。連絡先を教えたくない相手とのその場限りのファイル交換手段としてもおすすめだ。

PayPayアプリもQRコードの読み取り機能がある。「スキャン支払い」をタップしよう
QRコードに含まれるURLを読み込んでWebサイトにアクセス。決済にしか使えないかと思いきや、普通のQRコードの読み取りも可能なのだ
ちなみにこの「QR Tools」は、通常のバーコードリーダーとなる「Scanner」機能の他に、カメラに写したバーコード(QRコード)をバーコード画像(QRコード)として生成し直す「Decoder」機能があるのが面白い
画像にして保存や共有が可能。街角で見かけたQRコードを保存しておいて、読み取りやすいきれいな画像で友達に見せて教えてあげる、なんて使い方も便利かも