てっぱんアプリ!

PCをデュアルディスプレイ化して仕事効率アップ!「Splashtop Wired XDisplay」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Splashtop Wired XDisplay
開発者: Splashtop
価格: iOS 120円(セール価格)、Android 822円
対応OS: iOS 7.0 以降、Android 4.0 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: iOS Android

 PCに複数のモニターを接続するマルチディスプレイ環境にすれば、よく使うアプリケーションを常に表示しておくなどして、仕事効率のアップにつなげられる。ただ、追加のディスプレイに数万円かかる場合があることも考えると、なかなか手が出しにくいところ。だったら、「Splashtop Wired XDisplay」で簡単にデュアルディスプレイ化してみるのはいかがだろうか。

スマホをPCの拡張画面にできる「Splashtop Wired XDisplay」

PC画面を拡張またはミラーリング

 「Splashtop Wired XDisplay」は、スマートフォンの画面をPCの拡張ディスプレイとして使えるようにするアプリ。WindowsもしくはmacOSに専用の常駐ソフトをインストールし、本アプリをインストールしたスマートフォンとUSBケーブルで接続すると、スマートフォンをPCの2つ目の画面として認識する。PCの画面とスマートフォンの画面それぞれで別の内容を映し出す拡張デスクトップはもちろんのこと、2画面とも同じ内容を表示するミラーリングにも対応する。

セットアップ手順の説明画面。PCに専用ソフトをインストールし、USBケーブルで接続するだけ

 スマートフォン画面で表示するデスクトップについては、解像度と表示の滑らかさ(フレームレート)を変えることで、用途や画面サイズに合った見やすさに調整することもできる。これらの設定によってスマートフォンやPCにかかる負荷も変わるので、快適に使える設定を探りながら使うと良いだろう。

専用ツール側でフレームレートなどの調整が可能
Windowsの通常のディスプレイ設定画面で解像度を変えられる

情報の参照、コピー&ペーストが効率的に

 デュアルディスプレイにできるとはいえ、スマートフォンの画面サイズだとたくさんの情報量を表示させるのには向かない。タッチ操作ができ、ピンチアウトで画面を拡大表示することも可能だが、どちらかというとPCでのメイン作業を補助するような使い方がおすすめだ。例えば、社内で使っているPC用のチャットツール、辞書ツールや開発言語のリファレンス、フォトレタッチソフトや統合開発環境のフローティングウィンドウなんかを配置しておくと便利そうだ。

チャットツールを表示させておけば、いつでもメッセージに気付ける
フォトレタッチソフトのツールバーなどを置いておくと画像編集の邪魔にならない

 スマートフォンをスマートフォンとして使うのではなく、PC画面の延長として利用することで、キーボードやマウスから手を離すことなく画面操作できたり、画面(アプリケーション)間のコピー&ペーストなどをスムーズにできるのが大きなメリットと言えるだろう。

 なお、PC側はWindowsとmacOS、スマートフォン側はAndroidとiOSに対応しているが、確認したところでは、Windowsとの組み合わせだと問題なく動作するものの、macOSとの組み合わせではミラーリングのみの表示となった。環境によっては拡張デスクトップが利用できない場合があるので、できれば無料版アプリがあるAndroidであらかじめ動作を確認しておきたい。

macOSの画面をミラーリング
スマートフォン画面上ではタッチ操作が可能。ピンチアウトで画面拡大もOK。ウィンドウの一部をクローズアップしたまま使うのもアリだ