てっぱんアプリ!

うっかり削除したファイルを取り戻せるようにするアプリ

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Dumpster
開発者: Baloota
価格: 無料
対応OS: Android 4.0.3 以上
カテゴリ: 仕事
ダウンロード: Android

 スマートフォンを長く使っているうちに不要なファイルはどんどん溜まっていくもの。整理しようと削除したはいいものの、後になってやっぱり必要なファイルだった、と後悔することもある。そんな失敗を防ぎたいなら「Dumpster」をインストールしておこう。

削除ファイルを保管する“ゴミ箱”代わりになる「Dumpster」

ファイル削除やアプリのアンインストールを監視して自動バックアップ

 「Dumpster」は、スマートフォン上で削除したファイルを取り戻せるようにするアプリ。他のアプリの操作で削除したファイルを本アプリが管理する領域に自動でバックアップするので、後でそのファイルが必要になったときでも元に戻すことができる。PCでいうごみ箱のような役割を果たすツールだ。

他のアプリで削除したファイルが一覧される
元に戻したいファイルを選んで「元へ戻す」で元あった場所に復元される

 必要な準備は本アプリをインストールするだけ。ユーザーのファイル削除操作が監視され、内蔵ストレージやSDカードから削除したファイル、アンインストールした不要アプリを検知する。見かけ上そのファイルやアプリはなくなるものの、本アプリ上では削除済みファイルを一覧で確認でき、必要に応じてその場で復元できる仕組みになっている。

アンインストールしたアプリも復元可能

ストレージ容量の小さいスマートフォンも安心

 復元できるようにしたいファイルを、画像、動画、文書、アプリなど種類ごとにあらかじめ指定しておくことも可能だ。例えば、ファイルサイズが小さめの文書ファイルだけを復元できるように(保管)し、ファイルサイズの大きい画像や動画は復元しない(一度の削除操作で完全に消す)ようにする、といった設定ができる。こうすることで、万が一の削除ミスにある程度対応しつつ、ストレージを圧迫させないことが可能だ。また、本アプリがバックアップしたファイルを定期的に完全に自動消去する機能もある。

削除操作を監視するファイルタイプを指定しておける

 ただ、ストレージ容量が元々小さい端末の場合、ファイルを削除しても即座に残容量が増えないのは困りもの。そういうときは有償版にアップグレードするのもおすすめ。削除ファイルを内蔵ストレージにバックアップする代わりに、専用のクラウドストレージへアップロードするようにもできる。ファイルを元に戻すときはクラウドから復元可能だ。

バックアップしているファイルを定期的にクリアする設定も行える
もちろん手動で削除するのもOK

 なお、手元のスマートフォンで試してみたところでは、ファイルマネージャーアプリなどでの削除操作は問題なく検知して復元可能な状態になったが、「ギャラリー」アプリで削除した画像などは復元できないことがあった。アプリによっては削除したことが認識されない場合があるようなので注意したい。

削除ファイルをクラウドにバックアップする有償版は月額45円から