てっぱんアプリ!
日本国内でもオフライン地図を使える「MAPS.ME」で通信節約
2018年3月16日 06:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
アプリ名: MAPS.ME
開発者: My.com B.V.
価格: 無料
対応OS: iOS 9.0 以降、Android 4.0.3 以上
カテゴリ: 旅行
ダウンロード: iOS Android
Google マップは、地図サービスとして広く使われているが、電波が圏外でも地図を表示できるオフライン地図の機能は、今のところ海外のみ対応なのが残念なところ。それでも日本国内でオフライン地図を使いたい、というときは「MAPS.ME」を試してみよう。
地域ごとの地図データをダウンロードしてオフライン利用
「MAPS.ME」は、オフラインでも使える地図アプリ。比較的自由に使える形で地図データを提供しているOpenStreetMapを採用したもので、日本を含む世界中の地図をオフラインで参照できる。アプリのインストール直後は詳細な地図データが一切ないため、まずは地図データのダウンロードから。簡易地図上で地図を見たい地域に移動し、地域ごとのデータをダウンロードすることで地図アプリとして使えるようになる。
東京都の地図データはおよそ39MB。コンパクトなこのサイズに道路や地形だけでなく、スポット情報や建物の立体データも含まれている。ただし、東京都のデータのみダウンロードした状態では、隣接する神奈川県や埼玉県、千葉県などとの県境から先は白紙のまま。地図としての通常の使い勝手を考えるなら、周辺地域も一通りダウンロードしておいた方がいいだろう。日本全体のデータを一括ダウンロードすることも可能だ。
クルマや徒歩のルート案内も可能
地図の参照に加えて、ナビゲーション機能を利用できるのもうれしいところ。出発地点と到着地点を指定して、クルマ、徒歩、自転車による移動ルートを検索することが可能だ。全行程のアップダウンがわかるので、歩くか、タクシーにするか、といった判断もしやすいだろう。なお、鉄道を利用するルートは正しく検索できないようだ。
外出中は気軽に使いがちな地図アプリ。オフライン地図を積極的に利用することで、モバイルデータ通信の節約に大きく貢献するはず。地図参照時に逐次データダウンロードが発生しないぶんレスポンスが高速なのもメリットだろう。特に外回りの多いビジネスマンなら節約効果を実感しやすいのではないだろうか。