てっぱんアプリ!

シェアしたデータ容量の個別利用状況がわかる「My Data Manager」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: My Data Manager
開発者: Mobidia Technology
価格: 無料
対応OS: iOS 9.0 以降、Android 4.0 以上
カテゴリ: ツール
ダウンロード: iOS Android

 親回線の高速データ通信容量を、複数の子回線にシェアできるおトクな料金プランを利用している個人、法人ユーザーなら、ぜひインストールしておきたいアプリが「My Data Manager」だ。自分の端末の通信量だけでなく、複数回線の通信量もまとめて把握し、最適な料金プランの選択につなげよう。

端末ごとの通信量をチェックできる「My Data Manager」

通信量をリアルタイムに計測。状況に応じてプッシュ通知でお知らせ

 「My Data Manager」は、モバイルネットワークやWi-Fiで通信したデータの容量をリアルタイムに確認できるツール。現在利用している料金プランの内容に合わせて、契約種別や月間の高速データ通信容量上限値などを設定することで、一定期間内に通信した累積データ容量を表示できる。容量の上限に近づいたときなどに通知する機能も備えている。

 自分が使っている端末単体の通信状況を記録、表示できるのに加え、家族や他のユーザーの端末の通信状況もまとめて確認できるのが大きな特徴。複数のスマートフォンを所有している場合や、データ容量をシェアできる料金プランを契約している場合に、より便利に活用できる。

現在の料金プランの内容に合わせて設定。端末1台の通信量を知りたいなら「定期プラン」を選ぶ
一定の通信量に達したら警告するなど、柔軟な通知設定のカスタマイズが可能

端末ごとの通信量を見て、より適した料金プランを選ぼう

 本アプリの初期設定画面で「共用プラン」を指定し、契約している高速データ通信の上限容量を入力。設定が完了すると「PIN」コードが発行される。その後、通信状況を記録したい他の端末にも本アプリをインストールし、同じく設定で「共用プラン」を選択してPINコードを入力すれば、互いの画面で互いの通信状況をチェックできるようになる。3台目以降も同様に設定して通信状況を把握可能だ。

データをシェアする料金プランの場合は「共用プラン」を選択
設定が終わるとPINコードが発行される
他の端末で本アプリをインストールし、PINコードを入力
すると互いの通信量を確認できるようになる

 現在のデータ通信容量の確認用に通信事業者が用意しているWebサイトやアプリでは、データ通信容量をシェアしている場合、端末ごとの実際の通信容量を把握するのに手間がかかったり、そもそも確認できなかったりする。また、異なる通信事業者の端末を使用している場合は、当然ながら個別にWebサイトやアプリを使って確認するしかない。

 しかし本アプリは、起動するだけで端末ごとの通信状況を数値とグラフで表示するため、どの端末が、あるいは誰がどれくらい通信しているのか即座にわかる。時間単位の通信量の推移も確認できることから、1日のうちどのタイミングで、どんなペースで通信しているのかを分析することで、より最適な料金プランを検討したり、効果的な節約の仕方を考えたりできそうだ。

時間帯ごとの通信量もグラフで把握可能
通信した場所を地図上で見ることもできる